前回の記事に引き続き、
「 競技能力向上の為にするべきこと 」
についてお話ししたいと思います。


スポーツ選手やスポーツ愛好家の方で
競技能力向上の為にトレーニングを
されている方は大勢いらっしゃると思います。

しかしやってはいるものの、
「何をしたら良いのかわからない」
と思っている方は多いのではないかと思います。

5万とあるトレーニングや
各競技特性を考えると、
このトレーニングをすれば絶対❗と
言い切ることはなかなか難しいものがあります。

しかし、
身体作りを段階的に理解して、
その中で自分自身に足りない部分や
伸ばしたい部分を強化していくことは
とても大切だと思います。

パフォーマンス向上の為のトレーニングを、
図のパフォーマンスピラミッドと呼ばれる
3つのレベルに分類します。

『 スキル 』
スポーツ競技をやられている方は、
そのスポーツの練習によって
身につける技術がこれにあたります。
大会、試合の為に、
実際に競技で使う道具や環境を利用して
トレーニングを行います。

しかし、
技術練習だけでは結果が出ないと感じる方は、
それとは別にトレーニングをするべきです。

『 パフォーマンス 』
スポーツでのスキルを身につける為に、
筋力や体力、瞬発力等を鍛え、
スキルを身に付けるための幅を広げます。
ほとんどの方が競技練習とは別に
行なっているトレーニングが
これにあたるのではないでしょうか?

ちなみに私も学生時代は、
これを高めていくことが、競技能力向上の為の
唯一無二のトレーニングだと思っていました。

『 ファンクショナルムーブメント (機能的動作) 』
身体を動かす為の潜在能力であり、
パフォーマンスを上げる為の
土台となる部分です。
姿勢や動作によるバランスや柔軟性 (注1)、
力発揮のタイミングの良し悪し等が
これにあたります。

逆にこの幅が狭いのに
パフォーマンスの向上を図ると、
自分の動ける幅の中でしか力発揮ができない、
更には自分の動ける幅や間違った動きを
固めてしまう様なものだと思います。

少し専門的に言うと…
スタビリティ (安定性) やモビリティ (可動性) を
適切にモーターコントロールできるかどうか
が重要になります。

(注1) ここでいう柔軟性は筋の柔らかさではなく、
モビリティ (可動性) を指します。

つまり要点をまとめると、
根底に『 機能的な動作や姿勢 』があります。
その土台を広げることにより、
パフォーマンス向上の為のトレーニングを
効果的に積むことができます。
そして力発揮や動作に余裕が生まれ、
スキルを身につける為の技術練習の効果が、
抜群に上がるという考えです。

色々と議論はあると思いますが、
この様な部分を伸ばすことによって、
競技能力向上の可能性が
格段に広がっていくはずです。

少し長くなりましたが、
また具体的なトレーニングも
紹介していきたいと思いますm(_ _)m

 

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