トップアスリート大谷翔平選手から学ぶ6つ言葉 #41

世界に旋風を巻き起こしているメジャーリーガー大谷翔平選手。

 

"二刀流" の日本人メジャーリーガーとして活躍する大谷選手からは、実力のみならずその野球に取り組む姿勢からも人並み外れた素質を感じられます。

 

かつては "ピッチャーは筋力トレーニングをしない方が良い" と言われていました。
しかし野球界にはびこる走り込み等の無駄な練習を止め、積極的に筋力トレーニングを導入して成功したのがダルビッシュ選手です。

 

大谷選手も草分け的な存在であるダルビッシュ選手から学び積極的に身体作りに取り組んでいます。

 

スポーツに取り組む "姿勢" とは「素質に関係なく、誰でも実践することができ、また大きく成長の可能性を広げます」

 

今回はその大谷選手が発言していた印象的な言葉を6つご紹介します。

 

目次

大谷選手の言葉 フィジカル編

『筋力をつければ野球が上手くなるなんて事はない』

 

先ずはトレーニング対する考え方です。

 

大谷選手は野球に対するトレーニングの位置付けをよく理解しています。

 

身体作りというと、よく○○㎏増量して "肉体改造" みたいな部分だけをピックアップされる事があります。

 

しかし大谷選手は
『野球の技術向上の為にフィジカルを鍛え、その技術や動きの中で筋力がないとできない動きがあり、その為の身体作りの過程として増量が必要あった』
と話しています。

 

野球に対してのトレーニングの位置付けをしっかりと学んで理解し、組み立てながら身体作りに取り組んでいる印象です。

 

 

『死ぬ気で頑張ったトレーニングが返ってくる割合をなるべく100%にする』

これももの凄く重要です。

 

高いレベルになればなるほど、トレーニングもハードになって行きます。
しかしどんなにハードなトレーニングを行っても、その後にしっかりとした "食事""休息" を取れないとそのトレーニングの効果を得る事はできません。

 

身体作りで結果を出す為には、ハードなトレーニングを行う事は必要最低条件ではありますが、それを活かすも殺すも、その後の取り組みで差が出ます。

 

「運動・食事・休息」 がトレーニングの三大要素なのです。

 

 

『トレーニングにより100%の力で160㎞の球を投げていたのを、80-90%で投げられる様になる。余力が残り効率の良い投球に集中ができる。』

体作りにおいて、ポテンシャルを伸ばし、同じ動作を楽にできる様にする事は重要です。
今まで100%で行っていた事が80%でできるようにする事で、体力的にも精神的にも余裕が生まれます。

 

フィジカル的な余裕はメンタルの余裕に繋がります。

 

大谷選手の言葉 メンタル編

『失敗は成功に繋がる "発見" のもと。気づきを取り組みに活かせば成功に繋がる。』

 

よく耳にする失敗学のお話ですが、トップアスリートの言葉は響きます。

 

太谷選手は、
『頑張って何年続けても結果が出ない練習方法というのも確実にあると思います。でもそれを "失敗" だと気付いて違うことに取り組めば、そこでひとつ "発見" があってそれがどんどん成功に繋がる』
と発言しています。

 

今それに気付き行動することが第一歩なのだと思います。

 

 

『勝つか負けるかの瀬戸際で差が出るのは "自信" の有無。それを支えるのは人間性や運という要素も必要。』

人間性・運を磨くことを大切にしています。

 

大谷選手の発言やインタビューを聞いても、人間性の素晴らしさが伝わってきます。
『例えばゴミが落ちていた時一度は通り過ぎて「拾わないのか?」と後ろ指を指される気持ちになった時、戻って拾えるかどうか。それがキツイ場面とかでも、メンタルに繋がる。』
アスリートとして、いや人間として達観しているような発言です。

 

陰徳的な考え方ですが、そういった日々の行動がメンタルの余裕を生み出し運を引き寄せるのです。

 

『ピッチング練習ではどんなに頑張っても150㎞ちょっとしか出ない。本番でしか出ない力というのはある。』

驚く事に、試合で160kmを連発している大谷選手は、投球の練習の時に頑張って投げても150km程しか出ないそうです。

 

よく『練習でできない事は、本番でできない』と聞きますが、真逆の話です。
"アドレナリン" と一言で言ってしまえば簡単ですが、その次元にメンタルを運び、試合に挑めるかどうかで能力が出せるか否かは決まります。
これもまた、メンタルトレーニングの積み重ねによって培うことができる能力です。

 

 

まとめ


以前ダルビッシュ選手もお話していましたが、技術的な練習だけでは必ず頭打ちになる時が来ます。
何故なら、その人の決まった能力の中で練習しているからです。そこで身体のポテンシャルを伸ばす事で、技術を伸ばすことが可能になります。

 

まだまだ日本には古い考えを持ち続ける指導者も多く、トレーニングをしない習慣が根強く残っている気がします。
しかし、今やどんなスポーツでもトレーニングを導入することはワールドスタンダードです。

 

大谷選手のようなアスリートの活躍で、トレーニングに対する認識が良い方向に変わってくことを願っています。

もしあなたの競技で体や心のトレーニング行っている人が少ないとしたら、今から行うことが成功への近道になるでしょう。

 

今日のツイート

今日は心理学者アルフレッド・アドラーの言葉をご紹介します。
お前の顔を気にしているのはお前だけ」(A.アドラー)
他人に流されちゃ駄目です。他人になんて言われようと、自分のやりたい事をやるべきです。
だって他人はあなたの事なんて大して考えていませんから。って事ですね。

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