慢性痛が起きる3つの原因【痛みのメカニズム】#166
こんな方向けの記事です!
▷「痛みが起こる仕組み」について詳しく知りたい方
▷「体の痛みを改善したい!」と思っている方
▷「解剖学の知識を深めたい!」と思っている方

慢性的な "肩こり""腰痛" などで、お悩みの方も多いかもしれません。
この痛みが起こる原因はいくつかあります。

□ 筋肉が神経を圧迫(コンパートメント症候群)
□ 筋肉が伸びすぎている
□ 筋肉が縮みすぎている

これらが慢性的な筋肉の痛みを起こす、代表的な原因です。
では、それぞれを見て行きましょう。

 

 

目次

痛みのメカニズム

体の痛みのメカニズム

筋肉による体の痛みの発生は、マッサージなどのコンディショニングだけでは完治せず、姿勢など根本的な状態を改善する必要があります
まず、どの様な状態が痛みを引き起こしているのかを、究明する事が大切です。
それでは「痛みのメカニズム」を3種類みていきたいと思います。

 

コンパートメント症候群

筋肉の周囲には、様々な神経が取り巻いています。
この神経を筋肉が圧迫することによって起こる痛みを "コンパートメント症候群" と呼びます。
コンパートメントとは「仕切られた区間」の事です。

 

例えば、大腿四頭筋ばかりを鍛えると、太ももがパンパンになり、大腿部にある神経(伏在神経)が圧迫され痛む可能性があります。

 

この様な "内側からの圧力" で感覚神経が圧迫され生じる痛みが、コンパードメント症候群です。
神経痛がある事で、筋肉を更に硬くし、動きが悪くなるのです。

 

また、締め付けの強い服を着る事による "外側からの圧力" が痛みの原因になっている事もあります。

 

筋肉が伸びすぎている

筋肉には "適切な長さ" があります。
この適切の長さにない事で、筋肉に異常が生じるのです。

 

例えば
長さが10段階あって、5が適切な長さだとします。
この時ずっと7の長さで固定されていると、筋肉が常に伸ばされる事によって痛みを起こす事がわかっています。
腕や頭の重さで筋肉が引っ張られる "肩コリ" が、わかりやすい例だと思います。

 

更には、慢性的に筋肉が伸ばされ続けると、筋肉が "繊維化" を起こし、硬く筋ばってきてしまう事があります。
お年寄りの猫背の様な状態です。こうなってしまうと、元に戻すのはとても大変なのです。

 

筋肉が縮みすぎている

もう1つの原因は「筋肉の縮みすぎ」です。
筋肉が縮みすぎる事によって、血管が筋肉に圧迫され、血液の流れが悪くなり痛みが生じます。

 

例えば、力こぶに力を思いっきり入れる時に、筋肉を縮ませてみてください。
数秒続けると、キツくなってきますよね?

 

これほど全力で縮めていなくても、慢性的に筋肉が縮んでいる状態になる事よって、徐々に痛みが生じるのです。

 

 

これらの様に痛みは血行が悪くなる事が原因で生じます。
慢性的な痛みが出る人は、同じ座り姿勢が続いたり、普段の姿勢が骨盤前傾、猫背、ストレートネックの様にずれる事によって、筋肉の長さが適切でなくなり、血行が悪くなって痛みが生じるのです。

 

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、エコノミークラス症候群の様に、血管に血栓ができて痛みや腫れを起こす可能性があります。
是非、普段の姿勢を意識し、同じ姿勢が続いたら時々ストレッチや姿勢を変えるなど工夫をしてみてください!

 

今日の一言

スタンディングデスク(本棚の上)を始めて1年ほどが立ちますが、最初は辛かったものの、慣れてしまえば快適ですし、すごく集中力が上がる感じがします。
健康にも良いので、是非試してみてください。

 

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