デッドリフトをスポーツパフォーマンスの向上に繋げる為のコツ #230

肩甲骨を適切なポジションに維持できないと、肩や腰を痛めたり、様々な問題を引き起こす可能性があります。
 
その時に重要になるのが『ショルダーパッキング』と呼ばれる、肩甲骨を安定させる能力です。
 
特に、胸や背中の様な上半身を鍛える種目で、適切にショルダーパッキングを行う事で、肩甲骨の正しいポジションを、体に覚え込ませる事が可能です。
しかし、適切なショルダーパッキング取れていないと、悪いポジションが定着し、体のパフォーマンスの低下にも繋がりかねないのです。
 

 

目次

ショルダーパッキングの重要性

ショルダーパッキングの方法は、以前の記事でも詳しくご紹介した事があります。
実は、この肩甲骨のポジションは、腕のみならず、骨盤のポジションにも影響を与え、下半身の動作パフォーマンスにも影響を与えます。
 
つまり
『運動パフォーマンスを向上』
『怪我を予防する』

という目的を考えた時に、この適切なショルダーパッキングは必須なのです。
 
スポーツの為に、上半身のトレーニングを行う事を考えた時に『主な筋肉を鍛える』以外に、次の様な目的が考えられます。

□ 安定した体幹部を作る
□ ショルダーパッキングを身につける

これらがポイントとなってきます。
 
特に背中の種目では、腕が遠くに引っ張られる為、強いショルダーパッキングを必要とするのです。
 

デッドリフトでのポイント

背中の代表種目と言えば "デッドリフト"
デッドリフトは、慣れてくれば高重量を扱う事ができる種目であり、キツーい種目の1つです。
 
これは僕の考えですが、
『トレーニング中に、キツイと感じた時の動作は、体に定着しやすくなります』
究極に余裕がない時に、素の自分が露呈する様に、トレーニングで追い込まれた時に、素の動きが出やすくなるのです。
つまり、キツイと感じた時に、良い動きをする事で、それ以下の強度では、圧倒的に無意識にその動作がしやすくなるのです。
 
デッドリフトの様なキツい種目は、フォームが崩れやすい種目です。
しかし、高重量を扱うあまり、後半になればなるほど、フォームが大きく崩れていくのを目にする事がよくあります。
これでは筋力は付いても "悪い動作" が体に身についてしまい "本末転倒" です。
 
こんな失敗を防ぐ為に、僕がお勧めしているデッドリフトの方法をご紹介します。
 
それは『毎回ボトムポジションで姿勢を取り直す方法』です。
 
デッドリフトは、ボトムポジションで腕と一緒に肩甲骨が引っ張られてしまうと、ショルダーパッキングが崩壊してしまいます。
本来なら、そのまま次の動作に入りますが、ここで肩甲骨のポジションが崩れた場合、どうなるか…わかりますよね?
 
つまり、ボトムポジションで一度姿勢をリセットし直し、正しい動作で出力する事が可能なのです。
もちろん連続で行う時と比較すると、背中の疲労度は下がるかもしれませんが『良い動作を習得する』という事を優先する為には、この方法が有効なのです。
 
床引きのデットリフト以外を行なう場合は、パワーラックの安全バーをセットし、そこに一度置く様にして行ってください。
 

 

今日の一言
最近そこそこの頻度でブログを更新していますが『1記事書くのに4時間とか掛かっていたのが、スーパー効率化し短い時間でこなせる様になった』というのが、大きな理由の1つです。
昔から、効率化ばかり考えてしまうのですが、時々凶と出ることもあります。速くても質を落とさない事が大切なのは、トレーニングと同じですね。極めます。

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