筋疲労ではなく「神経疲労からアプローチ」する時代にシフト #235

疲労回復や怪我予防の為に "コンディショニング" に時間やお金を費やす人は多いと思います。
特に、怪我をしたり、年齢を重ねるほど、その大切さは骨身に染みます。
 
疲労回復の為のコンディショニングには、様々な方法があります。
実は近年の科学の進歩によって、トップアスリートのコンディショニングにも変化して来ているのです。
 
それは、今までの『筋肉の疲労』から、『神経の疲労』にフォーカスしてアプローチすると言うものです。
 

 

目次

疲労の意外な原因

筋疲労だけにフォーカスしたコンディショニングには『その筋肉を使い過ぎた結果、疲労が溜まる』という大元の考え方があります。
 
しかし、実は筋疲労には "それ以外の要因" も存在します。
それは神経圧迫による筋疲労です。
 
"疲労" という言葉が適切でないかもしれませんが、神経が圧迫される事で、その神経によって、支配されている筋肉が硬くなる事があります。
KYTバランス整体を受講した方は、筋肉を緩める事によって、全く別の筋肉が緩む体験をしていただけたかと思います。
僕が始めてこの事を知り体験した時に "鼻血が出るほど興奮した事" を覚えています笑
 
例えば、Aの筋肉の硬さによる神経圧迫が、Bの筋肉を硬くしているとします。
この時、Bの筋肉の異常に気付きそこをケアしても、その筋肉の硬さとる事ができません。
Bの筋肉を緩める為には、Aの筋肉へのアプローチ、更にはAの筋肉が硬くなる原因へのアプローチが必要になるのです。
この神経圧迫による疲労の根本原因には "姿勢の不良" があります。
 
またこの姿勢の不良が、神経伝達の異常を起こし、脳みそに「疲れ」「ダルさ」といった感覚が生じやすくなる事もわかっています。
更に、自律神経への影響も大きく、睡眠の質が低下する事で "寝ても回復しない体" になってしまうのです。
 

神経疲労からのアプローチ

実は、既に海外のトップアスリートは、神経疲労からのアプローチに取り組んでいます。
 
今までの "筋疲労へのアプローチ" だけでは、根本原因を捉えていないどころか、余計に体のバランスを崩してしまう事すらあり得るのです。
決して『筋疲労へのアプローチが駄目!』というわけではありませんが、より効率的に、根本的なアプローチができる様に変わって来ているのです。
 
専門知識が必要にはなりますが、まず今抱えている体の問題は『何が原因で起こっているのか』を、的確に捉える必要があります。
その原因を的確に捉える事ができれば "何年も抱えていた体の問題が一瞬にして良くなる事" すらよくあります。
 
少しだけヒントを挙げるとすると、姿勢の乱れであるO脚反り腰、猫背、ストレートネックなどの体のバランスの異常を、徹底的に改善していく事です。
それ以外にも『関節の問題』『左右のバランスの歪み』などへアプローチしてく事も重要になります。
 
これらは人それぞれ、根元になっているモノが全く異なるので『これが正解!』という物を挙げる事はできませんが、思い当たる姿勢の問題があるとすれば、アプローチを行なってみてください。
 
もしかしたら、抱えている体の問題が解決したり、疲労回復の促進に大きく役立つかもしれません。
 

 

今日の一言
KYTバランス整体を受けた方からいただく声で「熟睡できるようになった」とよく言ってもらえます。
体の歪みが筋肉を緊張させ、脳を興奮状態にしてしまっているのです。
最新のコンディショニングを取り入れる事で、選手寿命を大幅に伸ばす事も可能なはずです。

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