大谷翔平選手の活躍が日本人のトレーニング概念を変える #278

連日ホームランを量産し、現在ア・リーグの "ホームランダービー" トップを走るエンゼルスの大谷翔平選手。
もう「ゴイスー!」としか言いようがないですよね…!

 

この大谷選手の活躍は間違いなく、日本の朝に元気を与えているはずで「やっぱりスポーツの力は無下にできないよな~」なんて思ったりしています。
個人的な感覚ですが、10年ほど前に香川選手がドルトムントでゴールを量産していた頃、毎週ワクワクしてハイライトを見ていた感覚に似ています。

 

現在日本では、オリンピックの開催が決まるも "反対派多数" で、アスリートや関係者にとって非常に厳しい状況が続いています。
#アスリートファーストはどこいった?
 

アスリートの多くは、最初は「活躍して有名になりたい」という "利己心" が強い人でも、徐々に「自分の活躍で希望を与えたい」「スポーツの発展に役立ちたい」といった "利他心" を持つ様になります。

 

もちろんスポーツに興味がない人もいるので "全ての人に" という訳ではありませんが、スポーツでの日本人選手の活躍は、多かれ少なかれ誰かに活力を与えているのは事実です。

 

現状オリンピックに関しては、アスリートにも矛先が向く様な厳しい状況下にはありますが、あくまでも "政治的な問題" であって、決してメディアや大衆が "アスリートの夢や信念" を邪魔してはいけません

 

開会が迫り、組織委員会はてんてこ舞いの様にも見えますが、暗いニュースで溢れる日本に、明るい風を吹かすアスリートの活躍を期待したいものです。

 

 

目次

日本人のトレーニング観

日本人トレーニング
実は、大谷選手の活躍は「日本人のトレーニングに関する概念」を変えるチャンスでもあるのです。

 

日本が「スポーツの為の体作り」に関して、世界的に遅れを取っていることは言うまでもないかも知れません。
もちろんトップアスリートや一部の選手は "世界基準" で体作りを行っていると思います。しかし、実際にスポーツ現場を見ると、まだまだ20年30年以上前に現役だった監督コーチ陣が、自分たちが行ってきた事を絶対視し "とっくの昔に時代遅れになった手法" を、現役選手に押し付け刷り込んでいるのも事実です

 

また、イチロー選手の影響も看過する事はできません。
言わずと知れた "体を大きくするトレーニング反対派" のイチロー選手が世界的に活躍し、更にはこの事に関して度々メディアで言及していた事が、今の日本に大きく影響を与えていると感じています。

 

この内容に関しては、以前も触れた事があるので、詳しくは割愛しますが「イチロー選手のプレースタイルに合った体作りを行っていた」と言うことを、踏まえておかなくてはなりません。

 

イチロー選手の体では160kmの球を投げる投手で、ホームランを量産する様なプレーをするには、体が持たないはずです。

 

 

スポーツの為に「この様なトレーニングが有効だ!」と言う考え方も時代と共に進化し、現代では "科学的データに基づいた考え" に変わってきています。
今や "非科学的で旧態依然とした思想に基づいたトレーニング" を行っても、通用しなくなってきているのです。

 

各競技で世界記録が塗り替えられている背景には、人類の進化と言うより "科学の進化に基づいて効率を追求した結果" なのです。

 

 

大谷翔平選手とトレーニング

大谷翔平トレーニング
大谷選手はダルビッシュ選手の影響もあり、積極的に "肉体改造" に取り組んできました。
2020年のキャンプ時のタンクトップ姿を見て、日本野球界のOB張本さんは「プロレスラーじゃないんですから...」と揶揄していました。
#早く引退してください

 

つまり、大谷選手やダルビッシュ選手の様な「体を大きく鍛え上げた選手が活躍する事」は "アンチ筋トレ派閥" にとって都合の悪い事実なのです
なぜなら「体を大きくしない」自分たちの思想に基づいた指導が否定される事になるからです。

 

もちろん力の出力が増えれば "動作の質" が伴っていなければ、怪我のリスクがある事も否めません。
#動作の質が本当に大切

 

しかし "225kgのデッドリフト" を挙げる大谷選手は、しなやかな動作を失う事なく、結果だけ見ても進化し続けています
アンチ筋トレ派閥を沈める為には、大谷選手の活躍は "強力で揺るぎないエビデンス" となるのです。

 

どの競技も世界的に見て10年20年前とはレベルが桁違いであり「アンチ筋トレ!」とあぐらをかいていては、世界どころか国内ですら通用しなくなってきています。

トップアスリートであるほど、それだけ "ギリギリのところ" で戦わなくてはならないのです。

 

 

これは肌感覚ではありますが、トップアスリートの大怪我が一昔前に比べたら減少している様に思います。
この要因には、筋肉をつけるトレーニングだけではなく、その動作の質を高める "ファンクショナルトレーニング理論" が世界的に普及し、アスリートが採用しているからではないかと思っています。

 

大谷選手が活躍し、その体作りの "ストーリー" を発信してくれることで、多くの日本人が持つ古いトレーニング観が前進するをのを期待しています。

 

 

今日の一言
昨日の試合の9回裏の大谷選手の爆走は凄かった。何かただの二刀流ではなく、少年野球の様な一人で何役もこなす姿には、多くの人が心を動かされているはずです。
#完全にファン

この記事が気に入ったら
フォローお願いします

最新情報をお届けします

Twitterも更新中!

おすすめの記事