ニーイントゥーアウトを改善する為のポイント【膝の怪我】#283

先日の記事で膝の靭帯を損傷する可能性がある人の特徴についてお話ししましたが、有り難いことに多くのアクセスをいただきました(^O^)
 
スポーツを行う多くの人は、"明日は我が身" で、膝に不安を抱えているのかもしれません。

 
 
自分の話で恐縮ですが、ぼく自身も学生の頃に "膝の痛み" で数年間苦しんだ経験があります。
膝が痛むと歩くことすら辛くなり、いつもの道のりが "何倍もの距離" に感じた暗い記憶を思い出します。

 

時間が解決してくれる!と信じ、安静にしていても、改善の兆しがなく長引く痛み...

 

そして試行錯誤を繰り返していたある時、 "ある動作の工夫" をする事で、膝に痛みが出ない事に気が付いたのです!
そこからのトレーニングの甲斐もあり、今では膝に全く不安を感じずにスポーツを行う事ができています。
#もったいぶるスタイル

 

先日の記事の中で "ニーイン・トゥーアウト" の動作が「不幸の三兆候」を引き起こすトリガーになる!というお話しをしましたが、今回はその補足で「"ニーイン・トゥーアウト" を起こさない為に、絶対に抑えておくべき動作のポイント」をご紹介します。
#アスリートは絶対絶対抑えて
 

 

目次

ニーイントゥーアウトとは?

ニーイントゥーアウトとは

ニーイン・トゥーアウトとはつま先に対して膝頭が内側に入る動作のことを言います。

 

もう少し細かく説明すると「足の "人差し指" をセンターと考え、歩く時、しゃがむ時、運動をする時などに、膝の真ん中が人差し指より内側に入っているか否か」です。

 

パターンとしては

■ つま先が正面を向いている + 膝が内側に入る
■ つま先が外に開いている + 膝が正面を向いている

このどちらも "ニーイン・トゥーアウト" であり、膝の怪我や痛みにつながりやすい動作です。

 

以前の記事膝が内側に入る(ニーイン)2つの原因とその改善方法では「あの筋肉が硬く、あの筋肉が弱い」と言った "根本的原因" についての話をしましたが、今回はそれらを踏まえた上での "動作の中でのポイント" をご紹介します。

 

 

膝の怪我を予防する動作のポイント

足裏の重心移動

先日の記事でお話しした「不幸の三兆候」を始めとした膝の怪我の多くは、着地や方向転換やブレーキングなどの "動作を止める瞬間" に発生します
スピードなどの外力による負荷を、膝で受け止めてしまうことで、膝が耐え切れなくなりダメージを受けるのです。
#自爆

 

そして今回の結論を言うと、動作を止める時に、膝に負担を掛けない為のポイントはつま先に体重を載せないことです。
 
上図の様に、歩行時の "足裏の重心移動" は、つま先に進むにつれて内側に入ります。
つまり、足裏の重心がつま先寄りに載ると、土踏まずが潰され内側に重心が移動し、同時に "ニーイン・トゥーアウト" が起こるのです

 

これが歩行時であれば、股関節の内旋動作が伴う為、膝への大きな負担に繋がりませんが、"動作を止める" となると膝に大きな負担を掛けるのです。

 

実際に動作を見てみます。
ニーイントゥーアウトの原因
足裏の重心位置が前方に移動すると、膝の運動量が増え、同時に "ニーイン・トゥーアウト" が完成するのです。

 

この "ニーイントゥーアウト" による膝の負担を軽減する為には、股関節の仕事量を増やす "ヒップヒンジ" と呼ばれる動作の習得がポイントとなります

 

 

ヒップヒンジの方法

ヒップヒンジの方法

"ヒップヒンジ" とは「股関節を大きく屈曲させた、お尻の筋肉に頼った動作のこと」です。

 

上図の様に、動作を止める時、膝関節ではなく "股関節" をしっかりと使う事で "足裏のセンターポジション(くるぶしの2~3㎝前)" を保つことが可能になります

 

この様に、ブレーキをかける時や動作を切り替える時に "足裏のセンターポジション" を維持する事で、"ニーイントゥーアウト" を防ぎ、膝の傷害リスクを減らす事ができるのです。

 

ヒップヒンジを習得する為には "お尻の筋肉の働き" を効果的に使える様になる必要があります。

 

是非、脚の関節を効率的な使い方を覚え、膝に不安のない体作りを行いましょう!

 

 

 

今日の一言
以前クラプロックスと言う画期的な歯ブラシを購入しましたが、気に入りすぎて電動歯ブラシ版をポチってしまいました。歯茎を磨く歯磨き、今から超楽しみです!

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