【アフターコロナ】パーソナルトレーナーが生き残る為に #292

先日「パーソナルトレーナーになりたいんですけど、どうしたら良いですか?」と聞かれたので、超真剣にお答えしてみたら「もう結構です!」と思われるくらい畳み掛けてしまったので、せっかくなので記事にしてみます。
#老害
#ごめんなさい

 

あんまり偉そうな事は言えないのですが、私的な妄想も含みますので、広い心で読んでいただければ幸いです…
#妄想族

 

このご質問に対して、世の中の流れを関係なしにシンプルにお答えすると
「今すぐパーソナルトレーナーの求人を探して応募する」です。
大手ジム、パーソナルジム、派遣会社に限らず、店舗を拡大している企業が狙い目です。

 

ここで気をつけたいのがパーソナルトレーナーの資格保持はベターであってマストではない」という事です。「資格を取ってから応募する」は、半年から1年の時間をロスします。
ボリュームゾーンのお客様が求めているのは、資格の有無やトレーニングスキル以前に「身なりが整っていておしゃべりが上手な人」です

 

ライザップの様に、トレーニングスキルよりコミュニケーションスキルを重視して採用する企業もあります。
「実践しながら、必要があれば資格を取る」と言う形で全く問題ないと思います。

 

 

そして「アフターコロナ」の動向を無視する訳にはいきません。
今後の流れを予測せずに会社や業界に飛び込むのはとても危険で、下手をこくと自ら沈没船に乗り込んでしまう危険性すらあります

 

そんなこんなで、2010年代に加熱したフィットネスブームも、コロナの影響もあり陰りが見え始めた現在「トレーナーがフィットネス業界で生き残る為に何が必要か?」を一考してみます。

 

 

目次

日本のお金の二極化

お金の二極化

まず最初に、アフターコロナが囁かれる現在「どの様なサービスが売れ、どの様なサービスが売れなくなるのか」を考える必要があります。

 

当たり前ですが、パーソナルトレーナーとして、死なない為には "サービス" を売らなくてはなりません。
ここでまず「自分がどの様なサービスを売りたいか」ではなく「どの様なサービスに需要があるか」を考えなくてはなりません

 

パーソナルトレーナーによくありがちなパターンは「自分は体を鍛える事が得意(好き)だから、ボディメイクを売りにしていこう!」と、需要を無視して自ら赤い海に飛び込むパターンです。
#溺れかけのトレーナーは本当にたくさんいると思います
 

もちろん、圧倒的な実績やビジュアル、コミュニケーションスキルを持ち合わせていれば問題ないと思います。
しかし、多くの場合はそうではありません。ボディメイクの大会で優勝して、もてはやされる時代も、6~7年前には終わりました。
#むしろ一瞬しかなかった
 

 

では、どの様なサービスに需要があるのか?

 

あるデータを見てみます。
実は「平均で3000万円の貯金を残して死ぬ」と言われる、貯金大好き "貯金大国の日本" ですが、PGF生命の貯金額に関する調査によると、2021年に還暦を迎える人の約25%は「100万円未満」です。
#やばない?

 

この25%と言う数値は過去最高だそうですが、一方で貯金額が「5000万円以上」も約17.4%と増加傾向にあります。
データを見てわかる事は、貯金額が「100万~1000万円」の層がジリジリと減っていると言うことです。
#ジリ貧

 

つまり、日本は中間層が減り「富裕層が増え、貧困層が増える」という二極化が起き、今後もこれは加速していく事が予想されます

 

そして、もうひとつ抑えておくべきポイントは、日本の "人口ピラミッド" です。
少子高齢化が爆速で進み、おおよそ3人に1人が65歳以上の日本人のボリュームゾーンは「40~54歳と65~74歳」です。
#70歳はボディメイクじゃない

 

 

これら現状を踏まえると、大手スポーツジムの相場である「6000円でボディメイクを売りとしたパーソナルトレーナー」の需要の減少は、当然の結果なのかもしれません。

 

 

これから売れるサービスとは?

売れるサービス

日本では以上の様な「富裕層と貧困層の二極化」が起きた結果
「安いものが売れなくなり、高いものが売れる」という分断が起き始めています
給料が上がらず、税金や生活費ばかりが上がっていれば、可処分所得で減るので、当然と言えば当然の結果です。

 

コロナの影響もあると思いますが、最近はジムに通わずに「YouTube見てトレーニングしてます!」と言う声を聞く機会が増えた気がしています。
#B-lifeの一人勝ち

 

じゃあ「サービスの値段を上げたら売れる様になるのか?」と言われたら、そんな簡単なものではありません。

 

そもそも今ある安いサービスを値上げしたら "値上げした分の価値" が提供できなければ、既存客は離れるだけでなく、そもそも売れません。

 

当たり前ですが、高いサービスに求められているのは "高いクオリティ" です。
富裕層が求めているのは、安さではなく価値(効果)です。高くても価値があるものには需要があります

 

更には、下町の大衆ジムで高いサービスを販売しても、そもそもリリースする畑が違うので売れません。
高いサービスを売る為には "富裕層が集まる場所" にサービスをリリースしなければ売れないのです。

 

 

フィットネス業界の市場規模は約7100億円(2019)と小さく、日本のフィットネス人口も約4.1%と、先進国の中で30位の数値です。

 

2010年代はフィットネスブームの追い風もあり、増益傾向にあったフィットネス業界も、コロナの影響で苦境に立たされ、倒産・廃業の数が過去10年で最多となり、76%の企業が減益しています。

 

同時に増え続けたパーソナルトレーナーの需要も減り、現場での肌感覚では、特に高齢者層がごっそりと抜けた大手スポーツジムで働くトレーナーへの影響が大きい様に思えます。

 

 

この様な現状を踏まえて「アフターコロナに需要が回復するのをただただ待つのではなく、サービスの価値を上げ、時代の流れにあった商品を売る方向にシフトする」これがアフターコロナでパーソナルトレーナーが生き残る為には、必要になるはずです。

 

具体的に「どの様なスキルが必要になってきているのか?」は以前もお話しした事があるので、そちらも参考にしていただければと思います。

 

フィットネス業界の苦境はまだまだ続きそうですが、死なない様に、沈没船に乗り込まない様に頑張って生き残りましょう!

 

 

今日の一言
僕も少なからずフィットネス業界に関わる1人として、この1年半ほど何をどの様に変えていくべきか?を毎日の様に考え試行錯誤を繰り返してなんとか息してきました笑
アフターコロナは、富裕層に限らず、時間や物に対する価値が変化し「安いものを大量に買う今までの時代から、少量でも高くて品質が良いものにお金を払う時代」に変わるのではないかと思っています。

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