DNSのサプリメントからドーピング違反に該当する禁止物質が検出された件 #119

2019年9月25日株式会社ドームが展開するサプリメント、DNSの商品である「アイアンSP」から、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止物質に指定する成分が検出された、と報告が出ました。

 

DNSといえば、先日リーグ優勝を果たした読売巨人軍や多くのトップアスリートと契約している日本のメーカーです。
巨人軍の聞き取り調査では、すでに数名の選手がこのサプリメントを摂取していると報道されています。

 

 

今回検出されたWADA指定禁止物質は以下の三つです。
・ DHEA
・ 5(6)-androstane-3b,17b-diol
・ 5-androstane-3b, 17a-diol

 

なぜアンチドーピングへの確固たる姿勢を示し、外部組織からの認証を受けていたDNSのサプリメントから、禁止薬物が検出されてしまったのでしょうか?

 

 

アンチドーピング認証を受けていたのでは?

DNSはアンチドーピングに関しては以下の様な姿勢を示しています。

 

クリーンな商品を選ぶこともアスリートの責任であるとDNSは考える。
しかしながら、現に日本で起こっているドーピングの違反事例の多くは、禁止物質の混入した薬やサプリメントを、そうとは知らずに摂ってしまう、所謂「うっかりドーピング」である。
そんなうっかりドーピングからアスリートを守るためにも、DNSは「インフォームドチョイス」のもと、クリーンな商品開発はもちろん、アスリートの啓蒙にも努めていく。

 

「インフォームドチョイス」とは、LGCというイギリスの分析機関が認証する、スポーツサプリメントの国際的な認証プログラムです。

 

 

DNSの商品にも、このマークがついているのを見たことがある人もいると思いますが、なぜこの様な事態が起きたのでしょうか?

 

 

実は、この「アイアンSP」

 

 

認証取得予定!?

 

この様な認証取得予定の製品を、販売し、更にトップアスリートに配布し、宣伝させていたという事です。

 

 

不可避なブランド価値の低下


今回の件で、日本のサプリメント市場をリードしてきたDNSのブランド価値の低下は不可避であると思います。

 

「インフォームドチョイス」の認証を取得する前に販売し、契約団体に配布し宣伝させていた事は、上記の様なアンチドーピングに対する姿勢を示す団体としては、愚行と言われても仕方がありません。

 

今までのサプリメントも、今回と同様に販売後に認証取得申請を行っていた可能性もあります。

 

過去にも、意図しない「うっかりドーピング」が多くのスポーツ選手の選手生命を殺してきました。

 

「ドーピング違反」は選手自身の自己管理の甘さを咎められる風潮が強く、多くのトップアスリートはサプリメント摂取に関して、自ら情報を集め、信頼できるメーカーのサプリメントの摂取を一貫して行う様に心がけています。

 

今回の様に、一度禁止薬物が検出されたメーカーの信頼の回復は、恐らく簡単ではないはずです。
 
 
また、日常的にサプリメントを摂取しているアスリートや指導者も、サプリメントとは?その摂取について今一度再考しなくてはなりません。

 

混入経緯は、まだ明らかにされていませんが、CSを控える巨人軍の摂取済みの選手にはどの様な対応がなされるのでしょうか?

 

今日のひとこと
ラグビーW杯日本大会が開幕し、日本は初戦を勝利で飾りました。
という事で、久しぶりに2015年W杯の南アフリカ戦の歴史的勝利の映像を観たのですが、あまりの選手の気迫にボロボロ泣いてしまいました。
人に感動を与えられるスポーツ・姿勢、本当に素晴らしいモノですね。

この記事が気に入ったら
フォローお願いします

最新情報をお届けします

Twitterもやっています

おすすめの記事