【カフェイン中毒の治し方】毎日のコーヒー習慣の副作用 #120

「カフェイン中毒」
一度はその言葉を聞いた事がある方も多いかもしれませんが、実はあなたもカフェイン中毒に陥っているかもしれません

 

因みに僕もカフェイン中毒に陥っていましたが、今ではその症状が改善し睡眠の質の向上、寝起きのスッキリ感、易疲労感の改善、更にはカフェイン摂取時の効果の増大を実感しております。

 

カフェイン中毒の指標として、1日400mg以上のカフェイン摂取(コーヒー2〜3杯)によって中毒が引き起こる危険性が指摘されています。

 

しかし、それ以下でも生まれつきのカフェイン感受性によってはカフェイン中毒に成り得ます。

 

その症状は頭痛や吐き気、心拍数の増加、不安感、不眠、下痢、手足の震え、不眠症など多岐に渡ります。

 

 

以前、カフェイン摂取による運動機能の向上に関してお話ししましたが、適切な摂取をしないと成り得るカフェイン中毒についてお話しします。

 

 

目次

カフェイン中毒による2つの問題

カフェインの副作用

実は1日2〜3杯以上コーヒーもしくは緑茶などのお茶を飲んでいる人は、カフェインの過剰摂取によりカフェイン中毒に陥っている可能性が考えられます。

 

このカフェイン中毒にはコルチゾールアデノシンと呼ばれる体内での2つの物質の乱れが問題を起こす事が明らかになっています。

 

 

コルチゾールの分泌異常

コルチゾールは副腎から分泌されるホルモンで、ストレスを感じた時に分泌されることから別名ストレスホルモンとも呼ばれています。

 

実は、カフェインを摂取することで、このコルチゾールの分泌が促進されます。

 

しかし、カフェインを日々摂取し続ける事によって「カフェインを取らないとコルチゾールが分泌しにくくなる」という体のホルモン分泌異常が生じるのです。

 

コルチゾールは本来、朝に最も高く成り、体をスッキリと目覚めさせますが、「コルチゾールが分泌されず朝スッキリ起きれない→カフェインを摂取をして無理やり分泌させる」という状態に陥っている可能性があるのです。

 

 

「朝の目覚めが悪い」
そんな方はカフェイン中毒の可能性があります。

 

 

アデノシンのレセプターの異常

脳内でアデノシンと呼ばれる物質を、レセプターが受け取る事によって人は疲労を感じます。

 

しかし、アデノシンと似た形をしたカフェインがこのレセプターに蓋をして、アデノシンの侵入を防ぎます。

 

この作用により、カフェインを摂取する事で疲労を感じにくく成り、目が冴えて覚醒状態になるのです。

 

しかし、カフェイン中毒になると、脳のレセプターの感受性が高まり、少量のアデノシンでも疲労を激しく感じる様になってしまうのです。
このレセプターの異常により、カフェインを摂取しない事による眠気や集中力の低下が高まり、これを食い止めるためにカフェインを摂取するしかなくなるのです。

 

 
 

この2つの理由により、カフェインを摂取せずにはいられない身体になることをカフェイン中毒と呼びます。

 

更に、夕方以降のカフェイン摂取により睡眠の質が低下しやすく成り、体の疲労が取れなくなるという負のスパイラルに陥るのです。

 

 

カフェインリセット

カフェインリセット

カフェインの感受性の高さは、先天的に人によって異なると言われています。
高カフェイン感受性の人はカフェイン中毒に陥りやすく、改善するためにカフェインリセットが必要に成ります。

 

カフェインリセットとは7〜14日間カフェインの摂取を無くす事で、副腎や脳のレセプターの異常を回復させる方法です。

 

 

【高カフェイン感受性】
1度に100mg以下の摂取でもカフェインの効果を感じる

【中カフェイン感受性】
1度に200〜400mgの摂取でカフェインの効果を感じる

【低カフェイン感受性】
1度に500mgの摂取でもカフェインの効果を感じない

 

 

最初の3〜4日でカフェイン離脱症という副作用が生じ、1日中激しい眠気や無気力に襲われる可能性があるのでご注意ください。

 

 

運動とカフェインとの付き合い方

カフェインの摂取

この様にカフェインは摂取方法を間違えると、体に悪影響を与えかねない物質です。
しかし、適切な摂取を行う事でその効果は非常に高く、僕自身も明らかな筋出力の向上など効果を感じる様に成りました。

 

□トレーニングや運動前に摂取しているけど実際その効果を実感していない人
□摂取しても眠気の除去や集中力の向上を感じない人
□寝起きの悪さや日々の生活での体調不良を感じる人

この様に感じる方は是非一度カフェインリセットを行い、ご自身の感受性やカフェインの本当の効果を確認してみることをお勧めします。

 

 

運動に関するお勧めの摂取方法は、日常的には摂取せず、強度の高いトレーニング試合などいざ!という場面のみ運動の45〜90分ほど前に摂取する。

 

それ以外はノンカフェインデカフェで。

 

これが最近の科学と体験に基づいたお勧めの摂取方法です。

 

是非お試しください。

 

 

↓最近のオススメの「ホワイトティー」です。カフェインも100ml中約2mgと少なく、抗酸化作用も高く美容にも良いと中国茶です。

 

今日のつぶやき

久々の更新となりました。ここ1〜2か月個人的に怒涛の期間でしたが少し落ち着こうとしています。
ここ最近で一番毎日を必死に生きた気がしています笑
まだまだ要努力ですね。
気づけば季節も変わりゲレンデもオープンし始めています。そろそろ冬の頭に切り替えて行きたいと思います。

 

 

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