腸脛靭帯って腸骨と脛骨を繋ぐ、超大きい靭帯じゃないの!?
恥ずかしながら僕も以前そう思っていた…汗
太ももの外側が張ったり、腸脛靭帯炎になって痛みが出る人も多いかと思います。
「いや~腸脛靭帯張ってるんだよね~」
なんて、よく聞いたりします。
しかし、なぜ日本語では〜靭帯と名前に付いているのに靭帯ではないのでしょうか?
目次
腸脛靭帯とは?
多くの記事に「腸脛靭帯は腸骨と脛骨を繋ぐ長大な靭帯」と記載されている事がありますが、実はこれは間違いです!
腸脛靭帯はアメリカでは「IT band」と呼ばれています。
(Googleは「それバンド」と翻訳してきました…ちょ)
正式名称はiliotibial bandです。アメリカの専門家の間ではIT bandやITBと呼ばれています。
確かに靭帯を英訳するとbandと出てきます。
しかし、前十字靭帯などの靭帯にはLigamentという言葉が使われています。
実はこの腸脛靭帯は、靭帯ではなく筋膜が分厚く発達したものなのです。
知っている人からしたら、今更?と思う様な話かもしれませんが、
誰が靭帯と訳したのか、日本では靭帯と勘違いされている人も多いかもしれません。
腸脛靭帯の張り
実は赤ん坊はこの腸脛靭帯がありません。
赤ん坊が歩き始めると脚が横ぶれに耐える必要が出てきます。
その際に、横ぶれに耐える為に徐々に筋膜が発達し分厚くなってできたものが腸脛靭帯なのです。
この腸脛靭帯は筋膜なので伸び縮みはしません。
しかし、腸脛靭帯と連結している大殿筋や大腿筋膜張筋が緊張する事によってストレスがかかり張りを感じる様になるのです。
太ももの横に張りや痛みを感じたら、大殿筋や大腿筋膜張筋の張りをほぐしてみてください。
今日の一言
すぐ終わる事でも毎日やるって簡単の様で非常に難しい、しかし何かを成し遂げる為には、これをやる事しか方法はないのかもしれません。