「腸40億年、脳5億年」
と言われたりしますが、生命体が誕生し、最初にできた臓器は腸であると言われています。
そこから35億年が経過し、ようやく脳が誕生しました。
腸は生物にとって長年かけて発達し、最も重要な臓器として発達し続けてきたのです。
そして現在、この腸の調子の乱れが、アトピー性皮膚炎・花粉症などのアレルギー疾患、更には糖尿病・肥満・うつ・ガンなどの万病の元になっているのではないかと言われています。
これがリーキーガット症候群なのです。
目次
リーキーガット症候群とは?
リーキーガット症候群とは…
リーキー…「液体が漏れる」
ガット…「腸」
つまり、和訳すると「腸もれ」です。
この腸もれによって、腸に炎症が生じて粘膜に隙間ができ、そこから細菌や毒素、未消化のたんぱく質などが腸の外へ漏れ出します。
これによって、体内の臓器にダメージを与え、様々な病気を引き起こす原因になっていると考えられています。
つまり、腸内環境が悪化する事によって、体の不調を引き起こすのです。
リーキーガットの原因
リーキーガットの原因は、ストレスや腸にダメージを与える食べ物、痛み止めや抗生物質、ステロイド剤などの医薬品、またアルコールやカフェインなど様々なものが原因になっていると考えられています。
腸にダメージを与える食べ物には以下の物があります。
ジャンクフード
人工甘味料
加工肉
グルテン
トランス脂肪酸
オメガ6脂肪酸の過剰摂取
…など
が考えられています。
実は日常的に食べている食べ物によって、腸がダメージを受けリーキーガット症候群を引き起こしている可能性があるのです。
リーキーガットの予防になる物
一方で、腸の状態を整える物には以下ものがあります。
ケルセチン(りんご・たまねぎ・ブロッコリーなど)
酪酸(じゃがいも・グラスフェッドバターなど)
ポリフェノール(ぶどう・ブルーベリー・緑茶など)
発酵食品の摂取
オメガ3脂肪酸の摂取
水溶性食物繊維
その他にも適切な睡眠や運動、またプチ断食(男性は16時間、女性は14時間)を行う事によって腸の回復を促す事ができます。
もしかしたら腸に悪影響がある物を控え、腸の調子を整える事によって、様々な不調が改善するかもしれません。
今日の一言
もちろん何を食べるかどうかは個人の自由ですが、近年の子供にアレルギーが多い理由や花粉症が増えている理由がそこにあるとしたら、知らず知らずのうちに社会の自作自演に巻き込まれているのかもしれません。