■ 脚を細くしたけど足首が太い
■ 一生懸命トレーニングを行っても足首が細くならない
■ アキレス腱をシュッとさせたい
この様なお悩みを持つ人も、多いのではないでしょうか?
「私は生まれつき足首が太いんです…」
時々、こんな風に言う人もいますが、決してそんなはずはありません。
もちろん骨の太さは個人差があるものの、今の足首の太さは後天的に作られたものです。
本来、足首周りは筋肉の細い腱が集まる場所なので、ふくらはぎの筋肉がついても足首は太くならないはずなのです。
それでは、なぜアキレス腱が見えなくなり、足首が太くなる現象が起こるのでしょうか?
目次
足首とアキレス腱が太い原因
(PRiCO(ぷりこ)さんによるイラストACからのイラスト)
結論からお話しすると、足首が太くなる原因は "アライメントの乱れ" です。
アライメントとは「骨格のバランス」のことです。。
一般的に、キレイ!と言われる脚は、脚の付け根から末端にかけて細くなっていくと思います。
そもそも、脚の足首・膝・股関節の大きさを見ても、これが "自然な形状" です。
しかし、アライメントが乱れると、骨格でバランスが取れなくなり、余計な筋肉に負担がかかる様になり、 "筋肉の肥大" が起こり、ふくらはぎなどの末端が太くなっていきます。
しかし!冒頭にもお話しした様に、足首はアキレス腱や細い筋肉の集合体なので、筋肉の肥大の影響をあまり受けません。
実は、足首が太くなる人は足首のアライメントが歪み、足関節(距骨下関節)のズレが起きている可能性があります。それに伴いアキレス腱がよじれ、負担が掛かります(上図)。これにより、アキレス腱に炎症が起き "肥厚(分厚くなる)" するのです。
また同時に、関節が適切に動かないことで一部に負担がかかり、関節のクッションの役割をする "滑液胞が肥厚" して、更に足首が太くなるのです。
足首を細くする方法
足首が太くなる人の歩行の特徴を挙げると
この様な傾向があります。
それでは、これらの動作を改善する為の対策をみていきましょう。
つま先が外に開く人
アーチが潰れ "扁平足" になる傾向があります。
改善する為には "腓骨筋" を緩め、足関節の正常な可動域を習得する必要があります。
具体的には、以前の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。(ちょっと難し目)
つま先が内側に向く人
これは "内旋型O脚" の人に多い姿勢の崩れです。
足首のアライメントの調整は、 "後脛骨筋" を緩め、腓骨筋のこの様なトレーニングが有効です。
この様に足首が太くなる原因は、"アライメントの乱れ" によるアキレス腱や滑液胞の "肥厚が原因" であると考えられています。
もし、これらを治さずに脚のトレーニングを行うと、足首が細くなるどころか、強い荷重によりより足首が太くなる可能性も考えられます。
気になる人は、是非ご自身の足首のアライメントの調整から取り組んでいただければと思います。
今日の一言
医者と比べたら大した権威のないトレーナーですら、曖昧な情報を提供しているインチキトレーナーが多い。(もちろんフィットネス業界を支えていますが!)
そんな僕も全く偉そうなことは言えませんが、インチキにならない様に知識をアップデートする知的謙遜の意識を忘れずに取り組んでいこうと思います。
とは言え、お客様がインチキを見分けるのは、ひじょーに難しいので、こう言うのも何かの巡り合わせなんだよな〜なんて思ったりもしています。