一酸化窒素の「血管拡張効果」が運動に与える影響? #169
こんな方向けの記事です!
▷「一酸化窒素の効果」について知りたい方
▷ 「一酸化窒素を生成する食品」を知りたい方
▷ 運動パフォーマンスを上げたい方

「一酸化窒素って有害物質じゃないの?」
もしかしたら、そう思っている方も多いかもしれません。

 

実は、1980年代まで「一酸化窒素は毒ガスである」
と考えられていました。
しかし、徐々に一酸化窒素の有用性が注目され始め、1998年に「一酸化窒素は心血管システムの中で重要な機能を担っている」と発表した科学者がノーベル賞を受賞したのでした。

 

今日では体内の一酸化窒素が、増えることにより

□ 高血圧の予防
□ コレステロール値を下げる
□ 血管の柔軟性を保ち老化を防ぐ
□ 心臓発作・脳卒中の予防
□ 運動パフォーマンスを上げる

など様々な効果があることがわかっているのです。

 

 

目次

一酸化窒素(NO)の運動効果

NOで運動効果が増す

一酸化窒素は体内で生成され、重要な役割を担っている栄養素です。
様々な病気の予防効果が高い一酸化窒素は "運動時のパフォーマンスの向上" にも優位に働くことがわかっています。

 

特に、期待できる運動効果は
「気管の拡張による酸素運搬能力の向上」です。

 

つまりは、血管が拡張することによって、
「酸素と栄養が全身に行き渡りやすくなります」
研究によると "疲れにくくなる効果" が高い事がわかっています。

 

この一酸化窒素は "硝酸" を摂取することによって、体内で生成されやすくなります。
また、シトルリンの摂取もNOの生成の効果が考えられています。
それらを含んだ "NOブースター" と呼ばれるプレワークアウトのサプリメントも販売されています。

ニトリックス (2.0アドヴァンス・ストレンジ) (180 タブレット) 海外直送品
BSN

 

硝酸が含まれる食品

硝酸塩を含むビートルート

食品に含まれる "硝酸塩" が、体内での一酸化窒素の生成を助けます。

硝酸塩を多く含む食品は

□ ビートルート
□ ほうれん草
□ レタス
□ キャベツ
□ ダークチョコレート
□ オートミール
□ 赤ワイン(グラス1杯程度)
□ ザクロ
□ 緑茶
□ 紅茶

中でも含有量の高い "ビートルート" のジュースを運動前に摂取する事で、高いパフォーマンス向上効果が期待できる事がわかっています。

 

一方で "加工食品""肉類" は一酸化窒素の生成を妨げる事がわかっています。
この様に一酸化窒素を上手に活用することによって、"合法的に" 運動パフォーマンスも向上させることができます。
もちろん運動・体力レベルで、効果の差はあると思いますが、一度試してみる価値は高いと思います。

 

今日の一言
最近、体に良いという事で毎晩赤ワインを一杯飲んでいます。コンビニの安いワインでも結構美味しい物があるんですよね~。

 

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