【スクワット要注意】重量が上がる動作とスポーツに活きる動作の違い #203

スクワット、別名「KING of エクササイズ」を行う人は多いかと思います。
しかし、スポーツの為に、高重量のスクワットを行う人は注意が必要です

 

それは、体の構造上 "重量が上がりやすいフォーム" と "スポーツに活きるフォーム" には違いがあります
実は、スクワットで高重量が挙げる事は、スポーツにとって "逆効果" になる事もあるのです。

 

 

目次

高重量が上がる動作

スクワットで、最も強い力が求められる局面は、しゃがみ切ったところから立ち上がる局面です。
その時に主に働く筋肉は

□ 大腿四頭筋
□ ハムストリングス
□ 大殿筋

この3つの筋肉です。

 

主な関節の動作で説明すると「股関節・膝関節(・足関節)を伸ばす動き」です。
そして、ここで各筋肉の働きに注目してみます。

大腿四頭筋→膝関節を伸ばす(一部、大腿直筋のみ股関節を曲げる)
ハムストリングス→股関節を伸ばす & 膝関節を曲げる
大殿筋→股関節を伸ばす

 

何か気づく事はありませんか?
ハムストリングスに強く力が入ると、膝関節が曲がる働きが起こります。
つまり、これらの3つの筋肉をバランスよく使うと、ハムストリングスが立ち上がる動作を邪魔する可能性があるのです

 

特に一番キツイ立ち上がり始めでは、ハムストリングスではなく、大腿四頭筋と大殿筋を上手に使った方が、高重量を上げやすくなるのです
実際にパワーリフティングの選手の動画を見るとわかりますが、立ち上がる時に、一度大腿四頭筋で膝を伸ばし、少しお尻を後方に引いてから、股関節を伸ばし始めます。
実は、パワーリフティングの選手は、この動作で後ろにバランスを崩さない様に "カカトの高いシューズ" を履いています。

 

この様に体の構造上、どんな人でもこの動作は、高重量スクワットを行うと自然と出ます。
しかし、真下に地面を蹴らないこの動作は、スポーツにおいてかえって "悪いクセ" がつく可能性があるのです

 

スポーツに活きる動作

地面に対して、ロスなく真っ直ぐ力を加えられる体の使い方は "効率の良い力発揮・負担の少ない動作" を考えた時に必要になります
例えば、ラグビーでスクラムで地面を蹴る時に、100の力で地面を蹴っても、相手に60の力しか伝わらない様では意味がありません。

 

スクワットにおいて、スポーツに活きる動作を考えた時に重要な事は、
「重心の前後動がなく、真下に地面を蹴る事」です。
スクワット動作でのポイントを上げると

□ 足裏の荷重点を変えない
□ 蹴り始めから大殿筋をしっかり使う

などが、重要なポイントになります。

 

もし、スポーツの為に高重量でスクワットを行っている人は、勇気を持って一度扱う重量を下げ、自分自身のフォームを見直す事をお勧めします。

 

今日の一言
新コロのお話ですが、厚労省が発表している簡易生命表、つまり日本人の寿命と比較すると、新コロでの死亡率の高い70代の死亡率と、寿命の割合がほぼ30%で一致しているそうです。
数値で単純比較しているだけですが、たまたま新コロがトリガーになっているだけで、ほぼ寿命で亡くなっているだけなのかもしれません。
因みにワクチンのあるインフルエンザでは、毎年約3000人が亡くなっているそうです。

この記事が気に入ったら
フォローお願いします

最新情報をお届けします

Twitterも更新中!

おすすめの記事