▷ 「一酸化窒素を生成する食品」を知りたい方
▷ 運動パフォーマンスを上げたい方
「一酸化窒素って有害物質じゃないの?」
もしかしたら、そう思っている方も多いかもしれません。
実は、1980年代まで「一酸化窒素は毒ガスである」
と考えられていました。
しかし、徐々に一酸化窒素の有用性が注目され始め、1998年に「一酸化窒素は心血管システムの中で重要な機能を担っている」と発表した科学者がノーベル賞を受賞したのでした。
今日では体内の一酸化窒素が、増えることにより
□ コレステロール値を下げる
□ 血管の柔軟性を保ち老化を防ぐ
□ 心臓発作・脳卒中の予防
□ 運動パフォーマンスを上げる
など様々な効果があることがわかっているのです。
目次
一酸化窒素(NO)の運動効果
一酸化窒素は体内で生成され、重要な役割を担っている栄養素です。
様々な病気の予防効果が高い一酸化窒素は "運動時のパフォーマンスの向上" にも優位に働くことがわかっています。
特に、期待できる運動効果は
「気管の拡張による酸素運搬能力の向上」です。
つまりは、血管が拡張することによって、
「酸素と栄養が全身に行き渡りやすくなります」
研究によると "疲れにくくなる効果" が高い事がわかっています。
この一酸化窒素は "硝酸" を摂取することによって、体内で生成されやすくなります。
また、シトルリンの摂取もNOの生成の効果が考えられています。
それらを含んだ "NOブースター" と呼ばれるプレワークアウトのサプリメントも販売されています。
硝酸が含まれる食品
食品に含まれる "硝酸塩" が、体内での一酸化窒素の生成を助けます。
硝酸塩を多く含む食品は
□ ほうれん草
□ レタス
□ キャベツ
□ ダークチョコレート
□ オートミール
□ 赤ワイン(グラス1杯程度)
□ ザクロ
□ 緑茶
□ 紅茶
中でも含有量の高い "ビートルート" のジュースを運動前に摂取する事で、高いパフォーマンス向上効果が期待できる事がわかっています。
一方で "加工食品" や "肉類" は一酸化窒素の生成を妨げる事がわかっています。
この様に一酸化窒素を上手に活用することによって、"合法的に" 運動パフォーマンスも向上させることができます。
もちろん運動・体力レベルで、効果の差はあると思いますが、一度試してみる価値は高いと思います。