日本人の3人に1人が "慢性頭痛" に悩まされ、特に女性に頭痛を抱える人が多いと言われています。
頭から首にかけての圧迫感や痛みを感じると、気分も上がらずパフォーマンスの低下も不可避です。
また、この様な頭痛は、肩こりや腰痛と違い、繊細な器官がある頭なので、何かと心配ですよね…
もし猛烈な痛みを感じる場合は、まず医師の診断を受けましょう。
しかし、多くの頭痛は、疾患を原因としない頭痛であって、 "解剖学なアプローチ" で改善も可能なのです。
目次
原因不明の頭痛
緊張やストレスを原因といて起こる頭痛を "緊張型頭痛" と言います。
この緊張型頭痛は、疾患が原因ではなく、デスクワークなどによる姿勢の不良など、筋肉の緊張によって起こる頭痛です。
頭蓋骨の表面は、筋肉や筋膜で覆われ、後頭部から首に掛けても、多くの筋肉があります。
緊張型頭痛は、これらの頭部の筋肉の緊張によって起こる頭痛なのです。
更には、頭痛を感じイライラしたり、精神的なストレスを感じる事が "交感神経" を刺激し、更に筋肉の緊張を助長する可能性も考えられます。
頭痛の改善
緊張型頭痛を改善する為には "姿勢の改善" が非常に重要になってきます。
特に重要になるのが "ストレートネック" の改善です。
頭部の重さは体重の8~10%に相当し、ボーリング玉ほどの重さがあります。この頭部の位置が数㎝、数㎜ズレるだけで、首や肩周りの筋肉には悲劇的な負担が掛かります。
つまり、多くの頭痛や肩こりは、このストレートネックを改善する事で改善する可能性があります。
更に言えば、頭のポジションが整うと、背骨や骨盤のポジションも良くなり、体全体のパフォーマンスの向上も期待できます。
僕が直接指導させていただいているお客様でも、ストレートネック改善に取り組んでから『頭痛の改善』『頭皮やおでこを押しても、痛くなくなった』と言う方も多くいらっしゃいます。
ストレートネックのセルフ改善方法は、"以前の記事"でもご紹介していますので、是非ご参照ください。
頭痛と薄毛は関係ある?
ここからは、完全な僕の仮説です。
よく薄毛対策で『頭皮が硬くなると、髪の発育が悪くなり薄毛に繋がる』と聞きます。
ここで仮説ですが『もしかしたらストレートネックになると、頭部の筋肉や筋膜も硬くするので、薄毛に繋がるのではないか?』と、考えています。
頭部の筋肉が緊張し、血流が悪くなる事は、髪の発育にも影響があるのではないでしょうか?
科学的な関連性は不確かですが、実際に数日間街で100人ほど観察してみると、やはり『ストレートネックと薄毛に、関連性が見られる』という仮説が、確信に変わろうとしています。
もちろん遺伝・食事、様々な影響があると思いますが、もう少し深追いしてみたいと思います。
もしかしたらストレートネックは、"危険な現代病"なのかもしれません。
是非、手遅れになる前に、対策を施す事をお勧めします。
『髪の毛が後退しているのではない、私が前進しているのである』
くぅ〜、痺れます。