「え、インナーマッスルを鍛えても怪我の予防にならないの??」
と思うかもしれませんが、実はこの言葉の "真意" は、トレーナーの中でも度々議論されています。
#前回ローテーターカフを鍛えろと声高に言ってた事
#ここだけの秘密
確かに「インナーマッスルを鍛える=怪我しにくくなる」は、だいぶ浅い考えで "半分当たっているけど、半分間違っている" 曖昧な言葉だと思います。
少し長尺で説明すると
「インナーマッスルを鍛えれば、怪我の予防にはプラスになるけど、それを鍛えるだけでは "怪我を予防するトレーニング" の最初の10%程をこなしたに過ぎず全く不十分」です。下味を付けて調理しないで満足している感じです(?)
一言でいうと「インナーマッスルを鍛えるだけでは全然足りない!」です。
同様に「スポーツの為に "コアトレ" をやっています!」という人も多いかもしれませんが、実はコアトレをするだけでは不十分で、そのコアを活用した次のステップなしでは、スポーツのパフォーマンスUPや怪我予防には繋がりません。
#誤解のない様に
#コアトレを否定している訳ではないです
#僕コアトレのレッスンを毎週担当しています
「じゃあ何をすれば怪我予防になるんだよ!」という声が聞こえたので、続けます...!
ここをしっかり理解した上でトレーニングする事が、本当に本当に大切なので是非読み進めてみてください。
#本当に大切
目次
インナーマッスルを鍛える意味
"怪我をしない体作り" の結論からお話しすると「正しい動作で高強度トレーニングを行う」です。
#ここで言う正しい動作は体に負担が少ない動作
そもそも体を動かす時 "浅層のアウターマッスル" と "深層インナーマッスル" は、同時に働くのが普通です。
つまり、正しい動作が行えている人であれば、普通に筋トレをしていれば、アウターが強くなると同時にインナーも強化されていきます。
問題は "正しい動作を行えていない人" です。
もう少し深掘りすると、正しい動作を行えていない人のほとんどは、正しい姿勢が取れていません。
#動作は姿勢の連続
具体的な例を挙げると
姿勢の不良がある場合、正しい動作が行えず、インナーマッスルが適切に機能しなくなる事があるのです。
この様な状態でスポーツやトレーニングを続けると "筋バランス" が崩れ、怪我やパフォーマンスの低下に繋がるリスクが上がるのです。
インナーマッスルのスイッチを入れる
機能が重要視される代表的なインナーマッスルは "腹部のインナーマッスル" と "肩甲骨のインナーマッスル(ローテーターカフ)" です。
インナーマッスルの主な役割は
□ 筋肉の細かい動きを感知するセンサー
この様に考えられています。
本来インナーマッスルが適切に "スイッチ" が入る事で、体のバランス保ち、関節を守ってくれているのです。
しかし、何らかの原因で、スイッチが入らなくなった場合、特別にスイッチが入る様にトレーニングを行う必要があるのです。
ここで登場するのが、コアトレやローテーターカフのトレーニングなのです。
そして、インナーマッスルにスイッチが入る様になったら、他の筋肉を動かした時にも適切にスイッチが入る様に連動性を鍛える必要があります。
#アウターのコンマ数秒前にインナーにスイッチが入る
よく高重量トレーニングでパワーベルトを巻いて行う人がいますが、これは自力で腹圧を入れていないので「スポーツの為」という目的には全く適しません。
#ただただ筋肉が付く
#むしろ怪我しやすくなる
もちろん多くの場合インナーマッスルを鍛える事が "プラス" に働きます。しかし、そのトレーニングばかり行うのではなく、次のステップのトレーニングを行う事で "スポーツに活きる怪我をしない体" を作る事ができるのです。
是非 "体作りのステップ" を正しく理解し、やるからには意味のある、効率的な努力をしてください!
#嫌われる勇気