日本人の筋トレをしない習慣【サニブラウン・ハキーム選手の活躍を観て】#13

世界陸上でサニブラウン選手が
200Mで決勝に進出

メダルには及ばなかったものの
歴代最年少での決勝進出という
素晴らしい結果を残しました!

そんな活躍を観てトレーナーとして
思った事があるので少し長いですが
お話ししたいと思います。

目次

サニブラウン選手の取り組み

ネットニュースのコメント欄をみると

「18歳でこの記録は素晴らしい︎」

「3年後東京五輪に期待︎」

「名実共に競走馬のようだ︎」

と賛辞の声が上がる一方で、

「日本人のDNAではない…」

と言った意見がありました。

サニブラウン選手は
元サッカー選手のガーナ人の父
元陸上選手の日本人の母を持つ
正に"サラブレッド"です。

しかし
どんな才能がある選手でも
人知れぬ努力無くしては
ここまでの活躍はできません。

秋からはアメリカの大学への
進学が決まっているそうですが

高校卒業後
「海外選手の練習を学びたい」と
どこにも所属せず1人海外に
武者修行に出たそうです。

そこで
練習法の違いを目の当たりにし
動きの基礎を改善し
ウェイトトレーニングも導入し
体重を5㎏増量しました。

そんなサニブラウン選手は
リオ五輪の代表選考で怪我に泣き
「怪我をして人と同じ事を
していては駄目だ」と感じ
取り組み方を変えたそうです。

まだまだ海外トップ選手と比較すると
圧倒的に線が細いですが
2年前の写真と比較すると
体格が変わったのがわかります。

ウェイトトレーニングと日本の習慣

日本では昔からよく

「海外選手とは体格が違う」

「そもそも遺伝子が違う」

と言い、何故か身体作りを積極的に
取り組んでいる海外選手との差を
"DNAのせい"にする習慣があります。

技術練習だけで差を埋められない
としたらウェイトトレーニングを
取り組む必要があります。

あの競泳の北島康介選手も
シドニー五輪の時に
海外選手との体格差を感じ
本格的にウェイトトレーニングを
導入し世界の頂点に立ちました。

しかし日本では
一部のトップアスリートや
トレーニング知識の浅い指導者の影響で

「筋トレは身体を硬くする」

「筋トレしたら怪我をしやすくなる」

「筋トレしたら動きが悪くなる」

と言った全く根拠のない迷信が
まだまだ根強く残っています。

ウェイトトレーニングの恩恵

ウェイトトレーニングを闇雲に
行ってしまうと確かに怪我に繋がる
可能性はあります。

何故なら
ウェイトトレーニングも
他のスポーツ同様に
技術が必要だからです。

正しく行う必要があります。

コアトレーニングが流行っていますが
パワートレーニング以上にハードな
コアトレーニングは存在しません

サニブラウン選手も
「筋力がついてブレが無くなった」
と発言していました。

そして
正しく身体の強化をする事で

「身体の可動域の向上ができる」

「怪我をしない身体を作れる」

「身体の動きが良くなる」

と言った効果が期待できます

これはパワー系のスポーツでも
技術系のスポーツでも
変わらないことだと思います。

トップアスリートは賢い

サニブラウン選手は
まだまだ受け答えを観ると
幼さを感じる部分はありますが
自己分析やトレーニングへの
取り組み方の考えを聞くと
「賢いなぁ」と感心します。

やはり才能があっても
自分で判断して行う頭がないと
トップアスリートにはなれない
のだなと感じました。

2020年東京五輪では
ジャスティン・ガトリン選手の様な
体格になってメダルをとる姿を
期待したいと思います

そしてもっと正しい身体作りが
浸透する様に情報発信を
続けていきたいと思いました!

ありがとうございましたm(_ _)m

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