トレーニングに必要な足裏感覚【足裏の使い方】#286

立って行うスポーツであれば、足裏が "唯一地面に接している体の部位" になります。
#あたりまえ体操

 

スポーツの技術を追求していく中で「足裏をどの様に使うか?」これを考えた事がある人も少なくないと思います。
普段はあまり意識していなくても、感覚を研ぎ澄ますと「足裏の形」「体重の掛かり方」「地面の形」「質感」など、足裏から多くの情報を得る事ができます
#やばいものを踏むとすぐわかる
#すでに手遅れ

 

これは "メカノレセプター" と呼ばれる、感覚センサーが足裏には多く存在しているからです。
この感覚センサーのお陰で「地面の凸凹」「滑りやすさ」「前後バランス」などの様々な情報を脳に送り、それに適応する様に脳から各筋肉へ指令を出しているのです。

 

この様に足裏から得られる情報は非常に繊細な為、パフォーマンスを上げる為のトレーニングの中でも使わない手はありません!
 
実は、この "体の土台" である足裏をどの様に使うかで、体全体のパフォーマンスを左右すると言っても過言ではないのです。
#ちょっと難しい内容かも
#アスリートは理解して欲しい

 

 

目次

パフォーマンスと足裏の関係

足裏トレーニング
まず「スポーツで高いパフォーマンスを発揮する!」という事を考える時に、抑えておきたいポイントのお話しです。

■ 強く地面を蹴る
■ 力を受け止める

スポーツにおける脚の基本的な役割を、ざっくりと挙げるとこの2つかと思います。
#人や物を蹴るは発展動作

 

この2つの動作において重要な事はできるだけ体軸(見かけの軸)をまっすぐに保てるかどうか?です。

 

例えば、膝が内側に入ったり、上半身が前後左右に傾いたり、前につんのめったりしたら、強い力発揮をしたり受け止める事はできない事はわかると思います。もしくは怪我に繋がります。

 

つまり、脚の曲げ伸ばしする際に、足裏の同じ一点(センター)に力を伝える必要があります
#この辺から少し難しいかも
#アスリートには理解してもらいたい部分

 

脚を曲げたり伸ばしたりする際に、意図せず、重心が足裏のセンターから前後左右にブレては、安定した強い動作を起こす事はできません。

 

 

「いやいや、地面蹴る時、最終的に拇指球で蹴るじゃないか!」
というツッコミが聞こえたのでお答えしておきます。

 

もちろんそれは正解です。

 

しかし、効率の良い動作を考えた時に、拇指球の方へに重心が移動していくのは、前方や上方に体が移動する時に、足裏が地面から離れ始めた後の最終局面なのです
つまり、積極的に拇指球で地面を蹴ろうとする動作からは強い力発揮は生まれません。
#ここ超重要
#お尻の筋肉の働きの理解も必要
#フォアフットはまた別のお話

 

この様な理由から「如何にして "足裏のセンター" と上手く付き合えるかどうか?」が非常に重要になってくるのです。
#ここまでOKですか
#あと少しです

 

 

足裏の使い方

足裏の構造

以上の様な理由から、スクワットやデッドリフトなど、特に "重心移動を伴わないトレーニング" の中では、常に足裏のセンターに重心を維持できるかどうかが重要になってきます

 

足裏のセンターとは、体の大きさによって誤差はありますがくるぶしの2~3㎝前と言われています。
とは言っても、足裏は点ではないので、体重がセンターに100%載っている訳ではありません。

 

もう少し具体的に説明すると、上図の様な「踵・拇指球・小指球」の3点に均等に重さが載っているかどうかがポイントになります
このどこか1点に過剰に体重が乗ると、足裏のセンターが崩れてきます。

 

更に更に、今回もうひとつ特別にポイントをご紹介すると「常に足裏の筋肉が緊張していない状態を作る事」が重要になります

 

もし脚を曲げた時に、脚の裏が緊張すると、同時に膝下の脚の筋肉も緊張し、膝や股関節などの体の連動性を妨げる可能性があるからです。
#細かく理解したい方はJoint by joint理論を勉強してください

 

この様にトレーニングの中では如何にして足裏のセンターを保つ動作ができるかどうか?この能力を身につける事が、スポーツにおけるパフォーマンス向上や怪我予防の為にはポイントになります。

 

 

今回は少し難しい内容だったかもしれませんが、非常に重要なポイントのひとつなので是非抑えておいて欲しいところです。
是非、この "足裏感覚" に意識を向け、他の関節をどの様に使うと安定するのかをトレーニングの中で模索してみてください!

 

 

今日の一言
最近ポリフェノールの摂取を増やす為に、冷凍ブルーベリーを食べまくっています。
抗酸化作用が強くアンチエイジングなどにも効果が高いのでおすすめです。

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