膝の靱帯を断裂した人の
約50%は、膝の機能が完全に
回復したにも関わらず
再発すると言われています。
その理由は、そもそも
「怪我した原因が膝にない」
からです。
目次
怪我の原因は患部にない
膝は本来一方向にしか
曲がらない関節です。
その関節に過剰なストレス
また違う方向からのストレスが
掛かってしまった時に
膝関節の傷害が発生します。
そして
その原因のほとんどが
膝関節ではなく
「股関節や足関節にあります。」
しかし
怪我の治療やリハビリの
ほとんどが患部である膝関節の
機能の回復にしか行われません。
その結果
運動競技を再開した時
同じ状況が起こる事で
"怪我が再発" するのです。
つまり
以前#4の記事でお話しした様に
「モビリティ関節と
スタビリティ関節の逆転」
が起こり
本来持っていない可動域や強い負荷が
掛かる事で、傷害が発生するのです。
再発しない為の身体作り
怪我した患部の機能が回復したら
"Joint by joint theory " に
基づいて本当の原因を見極め
身体の機能を回復させる
必要があります。
そして
患部に強い負荷が掛らない様な
身体の動作を習得して
初めて再発しない身体を
作る事ができるのです
パフォーマンスの向上に繋がる
同じ様に、
肩関節、肘関節、腰部
身体にどの部位でも
同じ状況が発生する事により
傷害が発生します。
「古傷が…」
と諦めてる方も、
関節によっぽどのダメージが
残っていない限り
身体の動作を修正する事で
痛みの出ない身体を作る事が可能です。
息の長いトップアスリートが
大きな怪我をしない様に
「怪我をしない身体作り
=パフォーマンスの向上」
に繋がります。
いつでも怪我の再発の不安のある
身体では、頭のどこかで
ブレーキを掛けてしまい
心身ともに最高のパフォーマンスを
発揮する事は出来ません。
それでも怪我をしてしまったら
怪我をする事には
意味があります。
ドン底の気分を味わう
かもしれませんが、
自分自身を変える為の
身体のサインかもしれません。
"怪我の功名" という言葉がある様に
より強い身体を手に入れる
努力をするべきです。
そのサインに
気が付けるかどうかが
大切なのです。
是非不安の残らない
快調な身体を作りましょう❗️