手足に力が入らない原因で疑うべきポイント #207

「手足が痺れる」「手足に力が入らない」
この様な悩みを、抱える方もいらっしゃると思います。
悪化すると、日常生活にも支障をきたし、スポーツを行う人であれば "死活問題" になります。

 

もしこの症状がある場合には、まず最初に医師に相談し、検査を受けてください。
MRIを撮り、脳や頸椎や腰椎に異常がない場合 "坐骨神経痛""胸郭出口症候群" などの神経痛と診断される事があります。

 
でも原因不明と言われても、困りますよね?
一体なにが、この神経痛を引き起こしているのを考えてみます。

 

 

目次

手足に力が入らない原因

手足に力が入らない原因
MRIを受けた結果、異常がない場合に考えられる神経痛の原因は「筋肉の硬さ」が考えられます。
体には血管と同様に、脳や脊髄から伸びる神経が、全身を取り巻いています。

 

神経の詳しいお話は割愛しますが、内臓や筋肉の動きは、全てこの神経によって支配されています。
この神経は骨や筋肉などの間を縫い、絡み付きながら手足の末端まで伸びています。
その為、筋肉が緊張し硬くなる事で、神経が圧迫され、手足が痺れたり、力が入らない、といった症状を引き起こすのです

 

神経が圧迫されると、並行する血管も圧迫される為、むくみ・冷え性・疲れやすい、といった問題も同時に起きる場合がほとんどです。
この様な場合は、運動療法を行って改善していく必要があるのです。

 

※ ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性もあるので、必ず最初に医師の診断を受けてください。

 

 

なぜ筋肉が緊張するのか?

手足に力が入らない
筋肉が緊張する理由は様々ですが、最も大きな原因は「体の歪み」です。
左右や前後の筋肉の緊張に差が出ると、骨格は片側に引っ張られ歪みます
これが原因で、関節機能が弱まり、体の連動が失われたり、O脚反り腰ストレートネックなど、姿勢の歪みを引き起こします。

 

もちろん運動のやり過ぎによる、筋肉の疲労が原因になる事もあります。
神経痛の原因として、ストレスが上げられる事もありますがストレスは筋肉の緊張を作ると分かっているので、同様の理由で神経の圧迫が起こると考えられます。

 

 

年齢を重ねると、長いこと重力に逆らう為、誰にでも体の歪みは起こり得ます
特に体に異常がない場合は、歪みを改善する必要はありませんが、体に異常がある場合は、体のバランスを調整し、正しい姿勢を保つ筋力をつける事で、症状の緩和・改善に繋がるはずです。

 

今日の一言
僕も30を過ぎたあたりから、腕に力が入らなかったり、神経的な体の異常に苦しみました。
「姿勢や体のコンディショニングは大切!」とわかっていても、いざ自分がその問題に直面しない限り、なかなか取り組めないものです。
そう思うと、小さな怪我や痛みの経験は、大切な事を教えてくれますね。

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