浮き指の原因とセルフ改善方法【足元の歪み】#209

脚に何かしらの問題がある人の整体を行う時、足指が "浮き指" になっている事が多々みられます。
浮き指とは「足指が地面から浮いていたり、付け根から上に持ち上がっている状態」です。

 

あ、それ私…と思う方も、意外と多いのではないでしょうか?

 

実は、体の土台である足裏が、正しいポジションにない事で、膝や股関節などに負担を掛けたり、様々な問題を引き起こし得るのです。

 

 

目次

浮き指の原因

浮き指の後傾重心
浮き指の主な原因は極端なカカト重心である事です。
試しに立った姿勢で、体重を思いっきりカカト寄りに下げると、足の指が浮いてくるのが確認できると思います。

 

足の裏の理想の重心位置は「くるぶしの2~3㎝前」と言われています。
しかし、浮き指の場合、重心位置が後ろに下がり、足首周りの様々な筋肉が硬くなります

 

同時に
□ アーチが潰れる
□ つま先が外に開いてくる

といった、姿勢の乱れもよく起こります。

 

更に、体の土台である足裏のポジションが乱れる事によって、股関節の硬さや上半身の姿勢の乱れなどを、引き起こす原因になる事があります
足首がスムーズに動かず膝を痛める、なんて事もよく起こります。

 

浮き指の改善方法

筋膜リリース
セルフで浮き指を改善する、簡単な方法をご紹介します。

① 硬い筋肉を緩める

指を上に引っ張る代表的な筋肉が、スネの筋肉(前脛骨筋)です。
まずは、この筋肉の緊張を緩めましょう。
スネを指で揉みほぐしたり、フォームローラーなどを使ってよくほぐしてください。

 

この時点で、少し指が下がってくると思います。

 
 

② 弱い筋肉を鍛える

次に、上手に使えていない筋肉(足底筋)を鍛えます。
足指でグーを作る様に動かすと、アーチが高くなり足裏の筋肉(足底筋)が縮むのがわかると思います。
代表的なトレーニングには「タオルギャザー」があります。

 

この様に、硬くなった筋肉(前脛骨筋)を緩め、弱い筋肉(足底筋)を鍛える事で、浮き指が改善されやすくなるのです
 
浮き指が再発しない状態にするには、骨盤や上半身の歪みを改善し、バランスを調整する必要がありますが、是非末端からも調整してみてください。

 

今日の一言
体は絶妙にバランスを保ち、1つのバランスの乱れが様々な問題を引き起こしたりします。
何がその人の体の問題の元凶になっているのか?それを見定められるか。これが整体の難しさであり、醍醐味でもあります。
それが解けた時には、とっても嬉しく、更に喜んでもらえる事で「お役に立てて良かったなあ」と心から思うのです。

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