ストレッチ理論

「ストレッチは筋肉を伸ばしてはいけない」
ん?どういう事?伸ばさなきゃストレッチじゃないでしょ笑

 

と思うかもしれませんが、実はこれが "効果的なストレッチ" を行う為に、非常に重要なポイントなのです。

 

ストレッチを習う時に
「筋肉が伸びるのを感じましょう」
「筋肉の両端を遠くに離す様に行いましょう」

みたいな感じで "伸ばしたい筋肉を意識させる様なアドバイス" を受けた事があると思います。

 

しかし、実はこの方法は、効果的なストレッチではなかったのです。

 

 

ストレッチ理論

腸腰筋のストレッチ方法

「ストレッチで "伸ばす" と "伸ばされる" は全く違う!」
実は、これはストレッチを研究するトレーナーの中では、10年以上も前から言われているお話です。

 

ここからは体の知識がないと、少し難しいお話かもしれませんが…
「ストレッチ理論」を理解する上で大切なお話なので、頑張って付いてきてください…!

 

 

まず、筋肉は "運動神経" と呼ばれる、脳みそから伸びる神経によってコントロールされています。
例えば「腕を挙げよう」とした時に、腕が上がるコンマ数秒前に、脳みそから指令を出して、腕を挙げるのに必要な筋肉に「縮まれ!」と指示をしています。(本当はもっと複雑ですが、割愛)

 

ここで大事なポイントは「筋肉は "縮む" という働きしかできない」という事です
ベッドから体を起こす時に、腹筋が縮んで体を起こします。逆に仰向けに寝る時には、腹筋は伸ばされていきます。しかし、実は伸ばされながらも、一気に伸びない様に縮みながら抵抗をしています。専門用語で "遠心性筋収縮" というヤツです。

 

つまり、筋肉が縮む時も伸ばされる時も、その筋肉に力が入ると、必ず縮む方向に働くのです

 

 

ここまで大丈夫でしょうか…?もう一息です。

 

ここでお話を "ストレッチ" に戻します。
上記の様な筋肉の特性から、実はストレッチをする時に、伸ばす筋肉を意識してしまうと、その筋肉をコントロールする神経を刺激して、筋肉が縮もうと働き、緊張してしまうのです

 

つまり、ストレッチをする時に、ターゲットの筋肉を伸ばそうとすると、その筋肉は伸ばされながら緊張し、十分なストレッチ効果が得られないのです
では、どの様にストレッチすれば良いでしょうか?

 

 

効果的なストレッチ方法

アームハグストレッチ

ストレッチを効果的に行うポイントは「ターゲットの筋肉を意識しない」です。
つまり、その筋肉を "伸ばす" のではなく、結果的に "伸ばされる" 状態を作る必要があります

 

例えば、肩の筋肉を伸ばす「アームハグ」というストレッチがあります。
このストレッチで「腕をクロスさせて肩の筋肉を伸ばしましょう」と言われると、ターゲットの筋肉への神経が刺激され、筋肉が縮もうと反応し緊張を起こすのです。

 

正解は「腕をクロスさせて、反対の腕で思いっきり手前に腕を引っ張りましょう!」です。
上腕二頭筋が "キツい" と感じるくらい思いっきり!がポイントです。結果的に、肩の筋肉が伸ばされる様にするのです。

 

 

もう一つ…!胸を伸ばすストレッチは「手を後で掴んで、肩甲骨を思いっきり寄せましょう!」です。
この時も、肩甲骨の間の筋肉が "キツい" と感じるくらい寄せましょう。

 

整理すると「効果的にストレッチを行う為には、伸ばしたい筋肉を意識すると、その筋肉が縮もうと緊張を起こすので、結果的に筋肉が伸ばされる様に、工夫してストレッチをしましょう」という事です。

 

つまり、効果的なストレッチをする為には "リラックスして伸ばす" というよりは "一生懸命動作する" が正解なのです
今日からヒーリングミュージックではなく "EDM" を流しながらストレッチをしてみてください笑
 

 

今日の一言
少し理解力が必要な理論なので、10年以上経っても一般的に普及していないのはわかる気がします笑
パートナーストレッチを受ける時にも「伸びてますか~」と聞かれても、伸ばされてる筋肉を意識しちゃダメですよ。誘惑に惑わされてはダメです。

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