エリザベス女王も患う "ギックリ腰" ですが、ある研究では「ギックリ腰を経験した人の、約60%は再発する」と報告されています。
実際に、ギックリ腰を患い整体を受けに来るお客様に聞くと、ほぼ全員が「何度もギックリ腰を経験している」と仰います。
#つらたにえん
ギックリ腰の予防として「ストレッチをしましょう」「腰に負担の掛かる動作を控えましょう」といった情報を見聞きしますが、これは "延命措置" に過ぎず、根本解決にはなりません。
正式には "急性腰痛症" と呼ばれ「ものを拾った時に」「かがんだ時に」といった具合に、最終的に軽い動作でもトリガーとなり発症するギックリ腰ですが、根本原因を解決しない限り "再発地獄" から抜け出す事はできないのです。
目次
ギックリ腰が再発する原因
実は、ギックリ腰には "最後通告" があると言われています。
それは「アキレス腱の硬さ」です。
「片側のアキレス腱が硬くなると、ギックリ腰まで秒読み」と言われています。
この状態に陥ると、最終的に何か小さな事でもトリガーになり発症すると言われています。
また、ギックリ腰は、ヘルニアやすべり症といった脊柱の問題ではなく、腰回りの筋肉や筋膜の損傷が原因になります。
脊柱起立筋などの腰の筋肉に注目してみると、ギックリ腰になる場合、筋肉の力発揮の順序(ファイアリングシークエンス)が乱れ、片側の筋肉にばかり負担が掛かっている場合がほとんどなのです。
つまり、ギックリ腰を根本解決し再発防止する為には、この順序を整え、正常なバランスで筋肉が働く体に修正する必要があるのです。
ギックリ腰の予防に必要な事
筋肉の力発揮の順序(ファイアリングシークエンス)の乱れは、多くの場合 "骨盤の歪み" によって発生します。
骨盤のポジションが乱れることによって "片側の腰部の筋肉" に過剰な負担が掛かります。
(筋肉を触りながら腰を片側にスライドさせると、片側の筋肉が緊張する事が確認できると思います)
腰痛を起こすパターンは無数に存在しますが、ギックリ腰を根本解決する為には、この様な姿勢や動作の乱れを改善する事が必要になるのです。
アキレス腱が硬くなる原因に関しては、坐骨神経の "コンパートメント症候群" など原因は様々ですが、かなり専門的な内容になってしまうので、興味がある方は一度体験しにいらしてください...!
もしギックリ腰になってしまったら、時間が解決するのを待つのではなく、根本的な問題を解決し再発しない様に取り組んでください。
ずっと痛みに悩まされている人が、痛みが消え喜んでもらえると本当に「この仕事をやっていてよかったな~」と心から思えます。