『腰が痛い』
何年経っても改善されない辛い腰痛…
その腰痛を引き起こす原因は果たしてどこにあるのでしょうか?
腰痛を引き起こす原因は様々ですが
今回はその中でも代表的な
3つの原因を紹介します。
まずは腰痛を引き起こしている原因を
見つける事が腰痛改善の第一歩です。
目次
筋・筋膜性腰痛とは?
腰の大きな怪我には
椎間板ヘルニアや腰椎すべり症等が
あります。(この様な症状をお持ちの方は医師による治療をお勧めします)
しかし
腰痛でレントゲンを撮り異常がない時
"筋・筋膜性腰痛"
と診断される事があります。
腰痛症状の実に8割は
この "筋・筋膜性腰痛"
だとも言われています。
"筋・筋膜性腰痛" とは…
『腰の筋肉の過剰な緊張や筋膜の損傷によって起こる腰痛で、急性の場合は俗に "ぎっくり腰" とも呼ばれています。』
つまり
姿勢や動作の中で腰周辺の筋肉に
過剰なストレスが掛かることによって
腰痛が発生するのです。
腰痛を引き起こす3つの要素
腰痛を引き起こす原因は様々ですが
主要な3つの原因を紹介します。
腰椎骨盤帯が不安定である事
腰椎骨盤帯とは俗に "コア" と
呼ばれている部分ですが
ここが本来持っている可動域以上に
動いてしまう事によって
その周辺の筋肉にストレスが掛かり
腰痛が発生します。
胸椎の可動域制限
以前紹介した
(#19 肩を痛めない為の重要な要素)
"Upper Crossed Syndrome" 等に
よって、胸椎の進展・回旋可動域の
制限が起こっている場合
胸椎が動かない "代償" として
腰椎が過剰に動いてしまい
筋肉にストレスが掛かり
腰痛が発生する可能性があります。
股関節の可動域制限
"Lower Crossed Syndrome" 等により
股関節の可動域の制限が
起こっている場合
股関節が動かない "代償" として
腰椎が過剰に動いてしまい
筋肉にストレスが掛かり
腰痛が発生する可能性があります。
この様な
腰椎や股関節の可動域制限は
動作の中での代償だけでなく
腰椎骨盤帯が正常なポジションを
維持できなくなるため "姿勢不良" を起こし
"慢性的な腰痛" の原因にもなります。
まとめ
腰痛は腰椎周辺の筋肉に
過剰なストレスが掛かる事により生じます。
腰椎骨盤帯を安定させる力を
トレーニングしていく事は
非常に重要ですが
胸椎や股関節に可動域がある場合
いくら強い安定性を持っていても
大きな動作を起こした時
腰椎骨盤帯の安定性が失われてしまいます。
『モビリティファースト』
(#6パフォーマンス向上の為に絶対に必要な基礎知識)
と言う言葉がある様に先ずは
"正常な可動域の獲得" が腰痛改善の
第一歩になると思います。
腰痛がある方は
是非、自分自身の腰痛を
引き起こしている原因をみつけ
腰痛改善に取り組んでください!