世界的な新型コロナウィルスのパンデミックが起こり、東京五輪が延期される事態にまで発展してしまいました。
またコロナウィルスによる経済的な影響も甚大化しフィットネス業界も例外なくこの影響を大きく受けています。
営業停止、会員の退会、利用者の減少など、人の流れが完全に停止し、大きな損失が生じています。
本来、健康促進を目的とするスポーツジムで、ウィルス感染を起こしてしまっては本末転倒です。
スポーツジムはウィルスの温床としても名前が挙げられ、健康を維持したい人が去り、筋肉を維持したい人が残っている、といのが現状です。
インフォデミック(情報の感染)による影響も広がり、自粛ムードの煽りを大きく受けています。
スポーツジムを利用する上で感染リスクを減らす為に、どの様なポイントに注意すべきなのでしょうか?
目次
2つの感染経路
新型コロナウィルスの感染経路は飛沫感染と接触感染の2つが考えられています。
飛沫感染とは、くしゃみ・咳・お喋りをする事で飛び散るウィルスを吸い込むみ感染する事です。
接触感染とは、飛沫したウィルスが付着したつり革・手すりなどを触り、その手で鼻や口を触り感染する事です。
これらの感染経路から国の専門家会議でも挙げられた、危険因子には以下のものがあります。
・人が集まる場所
・声を出す場所
・換気が悪い場所
クラスター感染が報道されたライブハウスは、正にこれらの条件に全て当てはまっています。
一方で、満員電車に対してあまり危険視されていないのは、声を出す様な飛沫リスクが少ないという理由が考えられます。
これらを踏まえた上で、スポーツジムの感染リスクについて考えてみます。
スポーツジムの感染リスク
スポーツジムの施設である、トレーニングジム、スタジオ、プールそれぞれのリスクを考えてみます。
トレーニングジム
トレーニングジムで考えられるリスクは接触感染です。
ウィルスの付着したグリップを触り、その手で鼻や口を触る事で感染するリスクが考えられます。
アルコールスプレーや除菌シートがある場合は、器具を利用する前に触れる場所を拭く事で感染リスクを下げることができます。
器具をアルコール除菌ができない場合、利用後にスマホなどを触れる前に石鹸で手洗いをしましょう。
スタジオ
室内で人が集まり大きな声を出す、スタジオはスポーツジムの中で最も飛沫感染のリスクが高い場所です。
また、ハードな運動を行い息が上がることによってウィルスを吸い込むリスクも大幅に上がります。
感染リスクを考えると、利用は控えた方が良いかもしれません。
プール
湿度が高く、人との接触の少ないプールは感染リスクは比較的低いと考えられます。
元々、遊泳場は国の衛生基準に基づき、室内換気や、水質対策が行われています。
また水中に含まれる塩素(次亜塩素酸)はコロナウィルス対策に利用されています。
この様に、プール付スポーツジムでは最もリスクの低い場所であると考えられます。
個人の対策の重要性
パンデミックを起こした新型コロナウィルスが、完全に終息する事が考えにくく、インフルエンザの様な、常に何処かに感染者がいる季節性の病気になる事が考えられます。
ワクチンが開発さえれれば、死亡率も下がる為、社会的に許容される病気になっていくと思います。
もちろん、他の感染症と同様に、高齢者や基礎疾患のある方は注意が必要です。
スポーツジムでは感染リスクはありますが、これらはインフルエンザなど全てのウィルス性の病気にも同じ様に言える事です。
しかし、自己管理を徹底する事で防げる事がわかれば、今の様な過剰な自粛は必要なくなってくると思います。
インフォデミックした間違った情報に流されすぎず、自ら正しい情報を集め対策を行っていきましょう。
これから国の経済が崩壊し、ウィルスの影響が甚大化して事で、企業や個人が今のやり方や生き方を見直さざるを得ない、ターニングポイントになるのかもしれません。