新型コロナウィルスの政府のスポーツイベント対応を聞いて思うこと #140

新型コロナウィルスの感染拡大を懸念し、26日に政府が「大規模なスポーツや文化イベントなどについて、今後2週間程度、中止か延期、または規模を縮小するよう要請する考え」を示しました。

 

政府からの要請なので、各スポーツ連盟や団体はある程度これに従わざるを得ないですし、個人がどうこう言っても仕方がないのですが、スポーツ従事者として色々と思うことはあります。

 

 

目次

イベントの開催中止

政府が最も恐れている事は、ウィルス感染拡大の影響による夏季オリンピックの開催中止なのだと思います。

 

今回の事態や政府の方針を踏まえて、全国の各スポーツイベント中止やJリーグの公式戦の延期、プロ野球オープン戦の無観客試合など実施の発表がありました。

 

また文化イベントではEXILE、Perfume、福山雅治、星野源といった大物アーティストのライブも中止を発表したそうです。

 

 

この様な自粛ムードは3.11以来かと思いますが、やはりスポーツ従事者としては、そこに向けて必死に努力をしてきた選手や、それを支えてきた人準備してきた運営サイドの事を考えると、胸を刺される思いです。

 

 

今回明らかになった事実

既に感染の拡大が起きていますが、ここ2週間がパンデミックへの瀬戸際であると発表されました。

 

しかし、どんなにイベントを中止したところで、都心に濃厚接触し放題の電車人混みがある限り、その努力も徒労に終わる可能性があります。

 

 

今回の件で僕がもっとも驚いた事は、新型コロナウィルスの影響で、インフルエンザが流行っていない事です。

 

当たり前ですが、これは個人の感染対策意識が向上した為です。

 

しかし、逆に言えば「普段の予防意識が低すぎる」
つまり、自己管理能力が低い人が多いと言うことが露呈した訳です。

 

正直「え、普段どんだけ対策してないの!?」と驚きました。

 

 

スポーツ従事者だからと言う訳ではなく「健康第一」という言葉がある様に、健康な体はスポーツ、仕事、遊び、生活、メンタル、行動力などあらゆる物事を支えています。

 

 

普段から一番身近にある物である自分の体の事をもっと考え、変化に敏感になり、何が体に良くて何が悪いのか、自分自身と向き合っていく必要があるのかもしれません。

 

 

責任問題

例えば何かのイベントを中止せず開催をし感染者を出した時に、その責任を問われるのは主催者です。

 

イベントを開催する側は中止すれば責任を取るリスクを回避でき「英断だ」とか言われる訳です。

 

しかし、実際にはそこに関わる多くの人の事を考えると辛い決断であり、縮小しつつも開催する事もまた勇気が必要な決断だと思います。

 

 

もちろん高齢者や小さな子供、基礎疾患のある方には自粛していただく様に促しながら、十分に予防に力を入れながら開催する必要はあります。

 

しかし、メディアの過剰な煽りを真に受けない時代へと変化していっても良いのではないかと、やはり辛い思いをする関係者の気持ちになるとやりきれない気持ちが湧いてきます。

 

 

最終的には個人個人が感染予防意識を高める事をなくしてはウィルスを根絶させる事はできません。

 

 

まだ空気が乾燥した肌寒い季節は続いています。
どうぞご自身のお体を大切に、お気をつけてお過ごしください。
 

今日の一言
僕が関わるスキー界でも全国学生大会や全日本選手権が中止となりました。
そこに情熱を注ぎ時間を掛け準備してきた選手や関係者の気持ちを考えると、スポーツ従事者として本当に悲痛な思いを感じます。人生の集大成であった人もいると思います。
人と濃厚接触が少ない屋外スポーツであるスキーは縮小する事で開催できるでしょ。と強く思いますが、決定された事は何を言っても覆りません。
多くの人に虚無感を味あわせ、悲しみの淵に沈めたコロナウィルスが早期に沈静化する事を願っています。

 


 

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