トレーニング歴が長くなる程、その質を上げる為の「トレーニングギア」を使っている人も多いかと思います。
しかし!ここで注意しなくてはならない事があります。
それは「多くのトレーニングギアは、高重量を扱う為のサポート目的で作られている」という事です。
もちろん "ボディメイク" や "パワーリフティング" など競技を行う人であれば、トレーニングギアに頼る事で大きな "メリット" があるはずです。
しかし、「スポーツの為のトレーニンング」を考えると、トレーニングギアを使う事がかえって "デメリット" になる事もあるのです。
例えば、「腰を痛めない様に...」と使いがちな "パワーベルト" なんかは、正にその代表格です。
もし100kgの重さを挙げるのに "パワーベルトがないと腰を痛めてしまう" としたら、単純に考えて100kgの力をスポーツで発揮する為には、自らの腰を犠牲にしなければなりません。
これは全くの無意味というか、トレーニングで "あえて怪我しやすい体を作っている" 様なものです。
#意外とこれに陥っている人は多い
#アンチ筋トレのカモ
と言うわけで、多くのトレーニングギアの中から「これはスポーツアスリートも使った方が良いっしょ!」と思う個人的な "おすすめ商品" を3つご紹介します。
目次
トレーニングギアおすすめ3選
繰り返しになりますが「スポーツの為のトレーニング」を考えた時に「このトレーニンギアは "パフォーマンス向上" や "怪我予防" といった目的にプラスに働く!」と、僕が思うアイテムのご紹介です。
#重要な事なので確認
#誤解のない様にお願いします
ストラップ(パワーグリップ)
■ リストラップ
■ ストラップ
この辺りだと思います。この中で、僕が唯一「使った方が良い!」と思う物は "ストラップ" です。
ストラップは、主にデッドリフトなどの "背中の高重量トレーニング" で使用します。
「なぜ有効なのか?」を説明する為に、少し "体の使い方のお話" をします。
#チョー簡単に
体は大きい筋肉が中心に集まり、末端にいくほど筋肉は小さくなっていきます。
この筋肉の構造上、効率よく外に大きな力を伝える為には、「体の中心に近いに筋肉から順に使う」という動作が理想と考えられています。
しかし、デッドリフトをする際に、バーを握る末端の力が強く入り過ぎる事で、この力の連鎖に "狂い" が生じます。
ここで "ストラップ" を使い握力をできるだけ抑える事で、正しい動作に集中しトレーニングを行う事ができるのです。単純に、扱える重量も20kgほど変わるのではないかと思います。
デッドリフトで225kgを挙げる大谷選手も、パワーベルトは使わなくても "ストラップ" だけは使っています。
#普通に化け物
唯一のデメリットは「ストラップは慣れていないと巻くのが難しいところ」です。
そんな方には、簡単にバーとグリップを固定できる "パワーグリップ" がおすすめです。
#僕は両方持っていますがストラップ派
なんとなくの目安ですが「デッドリフトで男性なら "自重以上" 、女性なら "自重の80%以上"」を扱える様になるあたりから、ストラップが有効になると思います。
トレーニングシューズ
よく "ランニングシューズ" で、ウェイトトレーニングをする人を見かけますが、これはあまりお勧めしません。
僕がシューズの性能に求めるポイントは
■ グリップ力
■ 剛性
この3つです。
ランニングシューズの様な "クッション性の高いシューズ" は、ソールが潰れるのでウェイトトレーニング向きではありません。
カカトからつま先まで極力 "フラット" で、床に張り付く "グリップ力" が高いシューズがお勧めです。また、アッパー素材が適度に硬く、横方向への負荷に強い "剛性" も必要です。
これらを兼ね備えている、一押しのシューズが "NIKEメトコン" です。
その他には "リフティングシューズ" と呼ばれるシューズもありますが、これは高重量を扱いやすい用に "カカトが高いバランス" で作られている為、アスリートにはお勧めしません。
また室内用の "フットサルシューズ" は、比較的上記の条件に近い物があるので、これを使う人も時々見かけます。
#コンバースもソールの条件的にはOK
#剛性は低め
もちろん走る時には "ランニングシューズ" がお勧めですが、横の動きが多い様な "アジリティトレーニング" くらいまでなら、NIKEメトコンが抜群です!
#メトコン超おすすめ
ノイズキャンセリングイヤーフォン
トレーニング中にダラダラおしゃべりしたり、スマホを弄りながらでは、質の高いトレーニングを行う事はできません。
10年以上トレーニングをやってきて思う、トレーニングで重要な事は「集中力」です。
集中力次第でトレーニングの質が大きく変わる事は、経験者であればよくわかると思います。また、ここで鍛えた「集中力のオンとオフ」はスポーツシーンでも必ず活きてくるはずです。
僕が使っているイヤーフォンは "AirPods PRO" です。
"ノイズキャンセリング機能" で、騒音をシャットアウトできるので、自分の体に集中する事ができます。
更に高いノイズキャンセリング機能を求める方には "ヘッドホンタイプ" の物がお勧めです。
#荷物になるのが難点
以上、トレーナーの僕がおすすめする "トレーニンギア" でした。
更にトレーニングの質を高めたい!という人は、是非取り入れてみてはいかがでしょうか!
そのトレーニングギアに頼らず、動作の改善を図る事が、体のポテンシャルを上げる為には必要なはずなのです。