Joint by joint theoryとは?パフォーマンス向上の為に必須の基礎知識 #4

これからトレーニングを始める方で
体幹弱いので鍛えたい
と言う方がいます。

詳しく話を聞くと、
「スポーツやっているが身体の安定感が弱く、体幹が弱いと言われたので体幹を鍛えたい」

つまり、体幹を鍛えてスポーツパフォーマンスを向上させたいということです。

実は体幹を鍛える (腰椎周りの安定性の向上) ことでパフォーマンス向上に繋がる可能性もありますが、それだけではあまり上がらない可能性もあります。

その理由は、そもそも抱えている問題が、体幹を鍛えることだけでは、改善しない可能性があるからです。

今回は、身体を効率よく動かす事を理解していただく為に非常に重要な理論である「Joint by joint theory」についてお話したいと思います。

Joint by joint theoryとは?

この理論を簡単に説明すると

身体の各関節(部位)にはそれぞれ役割があり、その各関節が適切に機能することによって、パフォーマンスの向上に繋がる。
という理論です。

次に、詳しくこの理論を理解する上で重要な定義として、全身の関節 (部位) をモビリティ (可動性) 関節スタビリティ (安定性) 関節の2つに分けます。

この2つの役割を持つ関節の大きな特徴は

役割の違う関節が交互に並んでいる
という点です。

モビリティ関節とスタビリティ関節の逆転

よく「体幹は固める事が重要」と言われる事がありますが、スタビリティ関節の機能の低下がモビリティ関節が機能を制限することがあります。

例えば
腹圧 (腰椎を安定させる為に必要な力) が弱く、腰椎がぐらぐらしている人がいるとします。

人間の身体は本能的に、身体の土台となる骨盤を安定させようとします。
骨盤に繋がる腰椎が不安定なので代わりに骨盤に付着する股関節を動かす筋肉を緊張させる事で骨盤を安定させます。

しかし、その状態で股関節を動かそうとしても、股関節周辺の筋肉が緊張している為、大きく動かすことはできません。
モビリティ関節とスタビリティ関節の逆転」が起こってしまいます。

ここで腹圧を入れるトレーニングを行うことで、腰椎が安定し、股関節周辺の筋肉の緊張が緩み股関節をスムーズに動かす事が可能になるのです。

これは一部位の例ですが、各部位で同じ様な現象が起こることにより、身体の機能の低下やそれによる怪我が起こるのです。

まとめ

各関節の正しい役割を身体に覚えこませる事が、パフォーマンスの向上の第一歩です。

この「関節の機能の逆転」が起きない様に身体の関節機能を高めることが、パフォーマンス向上や怪我の予防の為にはとても重要なのです。

この理論を理解する上でもう一つ重要な、「モビリティファースト」という言葉についてまた次回説明したいと思います。

※スタビリティ関節 (部位)
単に関節を固定するという役割だけでなく、周辺の筋肉に過剰な負荷が掛からない様に安定したコントロール性が求められる関節の事。
股関節と肩甲胸郭関節は状況によって、逆の役割を求められることもあります。

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