スポーツを始めたばかりの時
ロボットみたいに動作が固くぎこちなくなって、速く動いたり強い力を出したりする事って難しいですよね?
一方で
熟練の選手は力を入れてない様に見えるのに
"ものすごく速くて力強い”
この様に思った事ありますよね?
実はその大きな違いは "力み" にあります
目次
"力む" は "力無"
力を使う為にはエネルギーが必要です。
身体に取り込まれたエネルギーは血液によって身体の細胞に運ばれます。
力を入れた時、筋肉に心臓から血液が供給されますが、一回の鼓動で供給できる血液の量には限界があります。
ここで余計な "力み" があると、本来使いたい筋肉に十分に血液が供給されず、力んでいる筋肉に血液が奪われてしまいます。
つまり
大きな力発揮を可能にする大きな筋肉を、十分に使う事が困難になってしまうのです。
大きな筋肉が働かないと大きなパワーを生み出すことは困難になります。
自分自身がたくさん力を使っているつもりが "力む" ことで、大きなパワーを生み出せない"力無" になってしまうのです。
大きなパワーを発揮する為に
"力み" なく動作する為には、それなりのトレーニングが必要です。
姿勢の悪さや動作不全も、この "力み" が慢性化したことにより起こっていることがほとんどです。
"力み" なく動作をする事ができれば余計な力が抜け、姿勢や動作が改善され大きな力発揮が可能になり、同じ動作であれば楽に行う事ができます。
新しい動作を覚える時や強度の高い動作をした時には、"力み" はつきものです。
しかし
動作に徐々に余裕が出てくると "力み" が抜けます。
例えば歩くという動作の中で、ロボットみたいに力んで歩いている人はあまり見ないと思います。
重要なポイントはあくまでも力をゼロにするのではなく "抜く" ことです。
全て動作は身体の中心から
ほとんどの運動動作は手や足を介して物に力を伝えます。
大きなパワーを発揮する為には
『身体の中心部分に近いところから順に力発揮が行われること』が重要です。
末端の余計な "力み" なく、体幹にある大きな筋肉を動かすことが大きなパワーを発揮する為には重要になるのです。
しなやかに動くアスリートは必ずこの力の使い方を行なっています。
この "力み" をなくすことで、驚く程楽に力発揮ができる様になるのです。