“臀筋群“ が使えるかが重要!という話は過去にも何度かしていますが、その理由の1つに 実はあまり知られていない 要素があります。
目次
一般的に知られる ”臀筋群“ の機能
臀筋群の中で1番大きな筋肉である “大臀筋“ の代表的な機能は
□ 股関節の伸展
□ 股関節の外転
□ 股関節の外旋
です。
これらは主に脚を伸ばす時に必要な機能です。
単体の筋肉の中では1番大きい筋肉 (筋肉の集合体では大腿四頭筋の方が大きい) である大臀筋を使えるかどうかは、”効率的な力発揮“ や ”傷害予防“ の為のキーポイントになります。
しかし
これらの機能以外にも、実は臀筋群には重要な役割があるのです。
知られざる臀筋群の機能
主に股関節の動きで機能する臀筋群ですが、それ以外にも重要な役割を担っています。
それは
『コアの安定性を保つ』
少しそれっぽく言うと、
『腰椎骨盤帯のスタビリティを保つ』
機能です。
よく ”コア“ と呼ばれている部分はお腹周りつまり ”腰椎と骨盤周り“ を指していますが、この “人間の土台” とも言える骨盤の安定性は身体を効率よく動かす為には非常に重要になります。
臀筋群は
骨盤 ⇄ 大腿骨 (太ももの骨)
を繋いでいます。
つまり
骨盤を下から支えています。
特に “股関節を固定している時” に働きます。
この機能が弱まっていると
□ 腰椎の過度な進展 (反り腰)
□ 股関節の機能不全
が起きる可能性があります。
え?動き続けている運動動作には必要ないじゃん!と思われるかもしれませんが…ほとんどの運動は止まっているところから動き出したり、厳密に言えば、曲げて伸ばすという動作の切り替わる瞬間にもコンマ数秒の停止時間があります。
この止まっている状態で腰椎骨盤帯が不安定になると効率の良い力発揮はできないのです。
股関節の可動性を身に付ける
この機能を身に付ける為に重要なポイントは “股関節の可動性” です。
股関節の可動性が低い人は大抵は臀筋群を効率的に使う事ができません。
股関節周辺の筋拘縮など何らかの問題によって関節可動域の制限が生じます。
もしかしたらうまくコアの安定性が保てない人も、実は股関節の可動域に問題があるのかもしれません。
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