『筋トレ後30分がゴールデンタイム!』
ジムやスポーツ施設に行くと、トレーニング後にプロテインを飲む人を見かけることがあると思います。
これは「トレーニング後の30分が、体のタンパク質の吸収率が最も上がる!」と言われていることが理由です。
実は、最近「このゴールデンタイムを守らなくても、大きな影響がないのでは?」と言われているのです。
目次
ゴールデンタイムの研究の落とし穴
過去の研究により「トレーニング後30分以内にタンパク質を補給すると、吸収率(合成)が高い」と言われてきました。
しかし、実はこの研究には "欠落したポイント" がありました。
それは「トレーニング前の食事」を、全く考慮していなかったのです。
当然ですが、トレーニング前にしっかりと栄養を摂取している人と、摂取していない人では、トレーニング後の体の状態に "大きな差" が出てくるからです。
これを理解する為に、まず「カタボリック」と「アナボリック」という言葉についてご説明します。
細胞が栄養層取り込む作用(同化作用)
【アナボリック】
体をの組織を分解してエネルギーを生み出す作用(異化作用)
トレーニング後に「カタボリック」になっていると "筋肉が分解" されてしまう為、速やかな栄養補給が必要となります。
しかし、栄養摂取後にはある程度の時間「アナボリック」の状態が継続する為、よほど長時間ハードのトレーニングを行わない限りは、トレーニング前にしっかりと栄養補給を行っていれば、トレーニング後に急いで栄養を補給しなくても大丈夫と言う訳です。(トレーニング前の食事は、吸収時間が必要なので2時間ほど前に終えましょう)
もし、トレーニング後も「アナボリック」状態であれば、筋肉の分解が促進されることはないのです。
プロテインの摂取タイミング
2017年の国際スポーツ栄養学会の発表では「トレーニング後1~3時間」が最もタンパク質の吸収率が高い状態となり「その後も24時間は、高い状態は維持される」という事がわかりました。
トレーニング直後での栄養摂取が十分でなくても「1日にのトータルの栄養補給」が十分であれば、筋肉は成長するということです。
もちろん、トレーニング後にプロテイン摂取をすることは、問題ありません。(直後は消化器官の働きが弱っているのでアミノ酸がベスト)
しかし、プロテインを摂取しても、1日のトータルの栄養補給を怠ると、筋肉が成長せず、痩せ細る可能性すらあります。
まずは摂取タイミングより「1日のトータルの栄養補給」を優先的に考えてください。
摂取タイミングは、運動の2~3時間前に食事が取れない場合は、カタボリックな状態でトレーニングを行うことになる可能性があるので、運動の約60分前にプロテインの摂取をする事で、カタボリックを防ぎやすくなります。
つまり、もしトレーニング時にプロテインを忘れても、慌てずに家に帰ってから飲んでもさほど問題はないのです。
音楽を聴く様ではなく、ブログを書いたり作業をする際に集中力をあげる用です。
どれくらい時間短縮になるかわかりませんが、作業効率が上がれば高いけど価値があるよなぁ〜