ランナーに多い腸脛靭帯炎(ランナーズニー)、膝の外側に痛みが出る怪我の事です。
腸脛靭帯とは、太ももの外側にある分厚い筋膜組織の事で、この腸脛靭帯に負担がかかる事によって腸脛靭帯炎が生じます。
これはランナーのみならず、X脚や内旋型O脚の様な、膝が内側に入りやすい人に多い怪我です。
目次
腸脛靭帯炎(ランナーズニー)の原因
腸脛靭帯炎の原因は「腸脛靭帯が硬くなる事によって、腸脛靭帯が大腿骨の付け根の出っ張っているところ(大腿外側顆)と擦れ合って炎症を起こす!」と以前まで考えられていました。
いや、むしろ最近まで僕もそう思っていました。
しかし、これは間違いでした。
アメリカでは10年程前からわかっていたみたいですが、本当は腸脛靭帯と大腿骨の間にある脂肪体(脂肪の塊)が炎症を起こし痛みが出ている事が判明しました。
脂肪の中には痛覚(痛みを感じる神経)が存在し、その脂肪体の炎症の痛みを腸脛靭帯炎と、今でも日本では呼ばれています。
実は、腸脛靭帯炎は腸脛靭帯の炎症ではなく、膝の横に存在する脂肪体の炎症だったのです。
腸脛靭帯炎が起こる動作
腸脛靭帯炎が生じる大きな原因は、以前の記事
でも細かくお話しましたが、動作の中で膝が内側に入るニーイン ・トゥーアウトと呼ばれる動作不良です。
これによって腸脛靭帯に付着する殿筋群や大腿筋膜張筋が、繰り返し引っ張られ疲労し、それに伴い腸脛靭帯が緊張する事によって脂肪体を刺激し生じます。
特に、動作に問題のあるランナーや、日本人女性に多いX脚や内旋型O脚といった姿勢に起こりやすくなります。
予防法と改善方法
腸脛靭帯炎を予防・改善する方法には
□ 根本的な姿勢改善
の2つが考えられます。
対処療法的なケア
腸脛靭帯が硬くなる原因は、そこに付着する殿筋群や大腿筋膜張筋の疲労によって硬くなる事です。
それ故、これらの筋肉をストレッチまたは筋膜リリースをする事が有効になります。
よく腸脛靭帯に張りを感じた時に、腸脛靭帯を直接的に伸ばす人がいますが、腸脛靭帯自体にほとんど弾性力はなく、あまり意味がないと考えられています。
根本的な姿勢改善
腸脛靭帯炎を完全に直す為には、ニーイン・トゥーアウトする動作の改善が必要になります。
ニーイン・トゥーアウトによって最も多く起きている可能性がある体の問題は、
▶︎ 中殿筋が働いていない(機能不全)
です。
細かくは以前の記事(膝が内側に入る(ニーイン)2つの原因とその改善方法)でご紹介していますので、ご参照ください。
しかし、津波に飲み込まれた街にまた家を建てないと思いますが、終息した時にまた同じ働き方、生き方に戻してはいけないのではないかと思う。
仕事がリモートワークの可能性が見出され、接触リスクのない電子マネーを使い、接客業の形変わりAI化が加速するかもしれない。
間違いなくこれからの時代への大きな転換期で、これから自分がどの様に働くのか、生きるのかを問われているのかもしれません。
頭を使い、今でもできる事を水面下でやる、一気に変わろうとしている時代に乗り遅れない様にしていきたい。