コロナショックが将来の働き方の大きな転換期 #154

政府から緊急事態宣言が発令され、多くの人が仕事や生活を制限され、経済的にも非常に苦しい状況に置かれているはずです。

 

既に宿泊業、飲食業、食品製造業を中心に45社が経営破綻手続きを行い、これからも企業の倒産が増加していく事が考えられます。

 

 

緊急事態宣言により、宿泊施設や飲食店、サービス業などの人と接する仕事を生業とする人は、事実上職を失いました

 

一方で、人と接する事のないネット上でのサービスの提供や商品の販売、デリバリーサービスなどを生業とする人は、需要が増えました

 

 

早くて緊急事態宣言が1か月後に解除され、1年半後にワクチンが開発されると言われていますが、多くの人がこれから将来の働き方を考えさせられているはずです。

 

 

目次

サービス業の未来

今回のコロナショックで大打撃を受けている、サービス業。

 

緊急事態宣言が解除され、コロナが終息に向かったとして、一安心して以前と同じスタイルで再スタートして良いのでしょうか?

 

多くのサービス業が、以前と同じ売り上げまで回復させる為には、莫大の時間がかかるはずです。

 

 

例えば、僕の従事するトレーナー業でも、この緊急事態宣言が開けたとしても、会員制のジムでは会員数が減り、人と接するリスクを考え今までの様に通わなくなる人も増えるはずです。

 

つまり、感染リスクをおかしてまで、体作りをしたくないと考える人が増える事が予想されます。

 

もしかしたら、近年伸び続けていたフィットネスクラブに通うという健康増進ブームが終わりオンラインサービスを使ったトレーニングや屋外での運動などへの移行が加速して行くかもしれません。
既存のサービスでも、大型店舗に通う人が減り、小型店舗やパーソナルジムへ通う人が増える事が考えられます。

 

ニーズが変わる為、同じ働き方で収益を上げるには限界があります。

 

 

この様に、コロナショックによって、三密を含んだサービス形態への人の流れはなくなり、大幅なシフトを余儀なくされるはずです。

AI化、キャッシュレス化、オンライン化、リモートワークなど、今まで徐々に変化していた物が一気に変わるターニングポイントなのかもしれません。

 

 

個人の働き方の変化

経営者、フリーランス、会社員、アルバイト、本当に誰もが苦しい時であると思います。

 

元ZOZOの前澤友作さんがTwitterで行った世論調査では、

(2020年4月9日15時時点)

 

この様に、多くの人が経済的な窮地に立たされている事がわかります。

 

 

例えば、フリーランスのトレーナーで1つの施設からしか収入を得ていなかったとしたら、その施設が閉鎖した時点で収入がゼロです。

今回の様に一斉に多くの施設で閉鎖が決まれば、多数の施設から収入を得ていたとしても、収入はストップします。

 

「1箇所からの収入」それに続き「同じ業種での収入」は、今回の様な自体が起きた時に非常にリスクが高い事がわかります。

 

 

会社員であれば、会社がマイナスに傾いたとしても、変わらず収入が得られるかもしれません。
しかし、会社が赤字化している限り、人件費を削減する為に、タクシー会社の様な解雇劇が起こり得ます。

 

つまり、会社員だからと言って安心していられません。

 

 

近年、大きな企業でも「副業解禁」された事で話題になりました。
既に今回の様なリスクを予測し、他業種複数箇所から収入を得る事に着手していた人は、多かれ少なかれ収入がゼロになるリスク回避ができたはずです。

 

 

今回のコロナショックは、今の働き方を考え直す良い機会なのかもしれません。
コロナが終息後、以前と同じ働き方に戻ると、必ずいつかまた同じ壁にぶつかります。

 

どの様な事でもゼロからお金を生む為には、それなりの時間がかかります。

今後変わっていくであろう需要と、これから起こる予測しうる逆境に備え、個人の働き方社会のシステムは変化していかなければならないのかもしれません。

 

今日の一言
スペインでベーシックインカムが導入されるそうです。
今しかない!というタイミングでの導入だと思います。画期的です。
日本も感染リスクを減らす為に、一気にキャッシュレスの推奨からでも社会制度を変えていくチャンスなのかもしれません。

 

 

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