日本のフィットネス人口は "約4%" と言われています。
更に、その中でパーソナルトレーニングを受けている人は "3~4%程" ではないかと思います。
パーソナルトレーニングは、施設利用料とは別にお金が掛かるサービスで、受講せずに自分でトレーニングを行っている人に『受講しない理由』を尋ねると、
『自分でできている』
と言う様な声が返ってきます。
もしトレーニングをする事による恩恵が、そこそこ受ける事ができればOKな人は、それでも良いかもしれません。
しかし、トレーニングによる恩恵を確実に受け、成果を出したい人にとっては、実はこれは "非常にコスパが悪い" 方法なのです。
目次
コスパが悪い理由
実は、トレーニングは非常に奥が深く、 自己流で結果を出せる人はほとんどいません 。
とは言え、情報に溢れる時代なので、そこそこのダイエットや筋力アップをするのなら、可能かもしれません。
しかし『スポーツの為にトレーニングを行う』『怪我をしない体を作りたい』といった目的で行う場合、ゼロとは言いませんが非常に困難を極ます。
その理由の一つは『人それぞれ体の状態によって、やるべき事が違う事』
もう一つは『その為の情報があまり出回っていない事』
(正確に言うと、情報があっても専門知識がないと咀嚼するのが難しい)
などが考えられます。
体に関する分野である解剖学や運動学は、今でも研究途上であり、日々その情報がアップデートされているので、今出回っている情報が老朽化している事も稀ではありません 。
では、なぜコスパが悪いのか?
トレーニングが簡単ではないと言う事は、なんとなくご理解いただけたと思います。
ここで『お金を払ってトレーニングを習う』と言う事は、どう言うことか?
それは『トライアンドエラーの時間を買う』という事です。
例えば、10年の経験があるトレーナーは、その10年という長い時間の中で、技術・知識・サービス様々な側面でトライアンドエラーを繰り返し、状況に応じた最適解を持っています。
つまり、トレーニングにめちゃくちゃ時間を費やしたとしても、10年掛かるかもしれない方法を、短時間で手にする事ができるのです。
実は、と言っても当たり前ですが、お金の元手は『時間』です。
つまり、10年掛かるところ1年で済めば、目標達成までのスピードが早まります。更に、圧倒的に浮いた時間でUber eatsで配達でもした方が、お金も貯まり、効率的に体を作る事ができるので、結果的にコスパが良くなるのです。
『お金がないから自分でやる』と言う事は、何かをデザインしたい時に、デザインの経験がないのにデザイナーに発注せずに、ゼロから自分でやる様な物です。
その時間を、他の事に費やしお金を生み出した方が、よほど安くて速く済むのです。
失敗も必要じゃないの?
こんな話をすると
『いや、トレーニングも自分でトライアンドエラーする事が大事なんじゃないか!』
と、言って来る人がいます。
もしトレーニングのプロを目指すなら、それでも良いかもしれません。
しかし、スポーツで結果を出したい人なら、本業は "スポーツ" です。
トレーニングで、無駄な時間を使っている場合ではありません。
しかも、プロに習ったとしても、よほど身体能力が高い人でない限り、体作りには "トライアンドエラー" が存在します。
それが、目的地に真っ直ぐ向かっていく中でトライアンドエラーであれば問題ないのです。
自己流で、目的地から大きく外れて進んでいる事に気づかず、何倍もの時間をかけてトライアンドエラーを繰り返している場合ではないのです。
時間に投資する
繰り返しになりますが、パーソナルトレーニングの様な、有料のサービスを受けると言う事は、トライアンドエラーの時間を買う、つまり『時間に投資する事』です。
時間は有限なので、ここを見直さないと、どんどんと周りに差をつけられてしまいます。
これは、怪我や痛みに関しても同じ事が言えます。
長年付き添い、加齢と信じ込み諦めている様な体の痛みも、正しくアプローチすればスパッと消える事も珍しくありません。
もちろん物によっては『自分でやった方が安くつく』場合もあります。
更には "審美眼" を持って投資しないと、返って高くついてしまう事もあるので注意が必要です。
体に関するトレーニングや整体、治療などは、ピンからキリまで色々なサービスが存在する為、審美眼が非常に重要です。
是非『お金がないから自分でやる』という選択をしている人は、一度時間の使い方を疑ってみてください。
実は、あなたの目標達成までに掛かる時間が、そんなに必要ないかもしれません。
今思っている『これくら時間が掛かる』と言う憶測は、『自分でやる』という物差しで計った時間に過ぎないのです。
体作りに非常に大切な基礎について動画にまとめたので、近々YouTubeでも共有できればと思っています。