アスリートに役立つ「メンタルと筋肉の関係」のお話 #256

「ポジティブな思考は、強い力発揮に直結する」
先日見ていたTEDxの動画の中で「 "ネガティブなイメージ" を持つと力が弱まり "ポジティブなイメージ" を持つと力が強まる」という実験を行なっていました。


(7:20あたりから)
#内容は発声に関する力の使い方のお話

 

「あ!これはアスリートも知っておいた方が良い、重要なメンタリティだな~」と思ったので、そのメカニズムを紐解いてみたいと思います。

 

 

目次

思考が体に影響を与えるメカニズム

思考と体

以前の記事「腰痛の原因は精神的なストレス?原因不明の痛みを改善する」の中で、「精神的ストレスが筋膜を緊張させる!」というお話をした事があります。

 

アメリカが行った研究によるとストレスや緊張、不安、怒りなどのマイナスの感情を持つ事で、筋膜が硬くなるという事がわかっています。
これは "交感神経" が活発になる事が原因です。

 

よく "精神的なストレス" によって、体が痛くなったり病気になる事があると思いますが、これは「ネガティブな思考の影響による慢性的な体の緊張」によって、体が硬くなり血行不良が起こる事が原因であると考えられます。

 

 

体の筋膜が硬くなるという事は、当然その中の筋肉も緊張します。
これにより関節の動きが硬くなり、連動性が失われることで、強い力発揮ができなくなるのです

 

 

アスリートに必要なメンタル

アスリートメンタル

TEDxの動画にもある様に、強い力発揮を起こす為には「好きな食べ物、環境、音楽、ペット、人」など、ポジティブなイメージを思い浮かべる事が有効です。

 

スポーツの試合になると「失敗するのでは?」「練習通りできるか?」と言ったネガティブな感情が、思考の中を取り巻く事があると思います。
これらをできるだけ排除し、ポジティブな思考に切り替える事が重要なのです。
#当たり前の結論を言ってすみません
#やっぱりポジティブが大事だよねという結論
 

もしネガティブな感情から中々抜け出せない時は「【本番の緊張対策の方法】簡単メンタルコントロール術 」でお話した「パワーブリージング・ラベリング・リフレーミング」といった方法も是非試してみてください。

 

一方で、精神をリラックスさせすぎて、集中力を欠いた状態では高いパフォーマンスを発揮できません
いわゆる「程よい緊張」「フロー状態」と呼ばれる状態を作る必要があるのです。

 

この "フロー状態" に関しては、個人的にも色々と実験をしているので、またお話できればと思っています。
是非、セルフコントロール能力を高め、本番で高いパフォーマンスを発揮できる様に、対策をしてみてはいかがでしょうか?

 

 

今日の一言
筋肉が硬くなった方が、力が出るじゃん!と思う人もいるかもしれませんが、力の出力には全身の関節連動性が必要なので、関節の可動性が失われると逆に出力が下がるのです。

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