日本ハム新庄監督の就任で思う未来のスポーツのあり方 #312

日本ハムは、来季からの新監督に「新庄剛志氏」が就任する事を発表しました。

 

新庄と言えば、現役時代ニューヨークメッツから2004年に日本ハムに加入すると、札幌ドームを満員にする「43000プロジェクト」の一環で、様々なパフォーマンスを魅せ、プロジェクト成功に大きく貢献した事が、記憶に新しいかと思います。

 

なんとメジャーリーグで学んだ野球技術だけでなく、"エンターテイメント" を日本野球に持ち込み成果を上げたのです。

 

今回の新庄監督の就任は、2023年に決定している、日本ハムの本拠地の移転 "ボールパーク構想" で、これからの時代の「スポーツとエンターテイメントの融合」を目指す土台作りとなっているはずです

 

 

目次

日本ハム新庄監督就任

日ハム新庄監督就任

やっぱり「新庄!」と聞くと「何かしてくれるに違いない!」と、誰しもが期待を抱くはずです。

 

新庄監督は、日本ハム時代のパフォーマンス以外にも、現役時代に多くの "伝説" を残しています。

 

「大谷翔平より早い1999年二刀流で登板」
「巨人槇原投手の敬遠球を打ってサヨナラ勝ち」
「オールスター初ホームスチール」
「始球式で打ち返してヒット」
「2020年現役復帰宣言」

など野球選手としてのプレーでも "異次元のパフォーマンス" を魅せてきましたが "常にファンを喜ばせ話題を呼ぶキャラクター" には、今後の日本ハムや野球の復興に、大きな期待がされているはずです。

 

 

日本ハムの「ボールパーク構想」

日本ハムのボールパーク構想

もしかしたら "ボールパーク" という言葉を、聞き慣れない人もいるかもしれません。
実は、メジャーリーグでは球場の名称は「スタジアム」から「ボールパーク」に変わっています。

 

「ボールパーク」は、野球場を表す「スタジアム」ではなく "総合エンターテイメント施設" という場所を表しています

メジャーリーグでは、既にこの文化が根付き、ただ野球を楽しむだけでなく「遊園地で遊びながら、プールに入りながら、レストランで食事しながら野球を観戦できる」といった形で、総合型エンターテイメント施設と球場が一体化しているのです

 

日本では楽天ゴールデンイーグルスの本拠地が "ボールパーク" として建設され、外野席には観覧車やメリーゴーランドが設置されていたり、様々なエンターテイメント施設が完備しています。

 

日本ハムは、2023年に北海道北広島市にボールパークを作り、本拠地移転する事を発表しています。
そしてボールパークを中心としたHOKKAIDO BALLPARK F VILLAGEという町づくりを構想しています。

 

ホームページを見ているだけでワクワクするので、是非覗いてみてください。

 

 

未来のスポーツのあり方

未来のスポーツ
エンターテイメントが少なかったひと昔前、特に地方都市では、野球観戦が大きなエンターテイメントとなり "地方復興" に大きく貢献しました。
しかし、エンターテイメントには溢れる現代は、野球だけでなく "スポーツ観戦" そのものが選択されにくくなりました

 

当たり前ですがプロスポーツは、いくらプレーヤーがいても観客がいなければ成り立ちません。
もちろん純粋にスポーツが観たい "コアファン" の獲得も大切ですが、野球のボールパークの様に、その空間に脚を運びたくなる仕組み作りなくしては、これからのスポーツ観戦の集客は難しくなるのです

 

ホテルに泊まる、レストランで食事をする、居酒屋に行く、温泉に入る、遊園地に行く、別のイベントが開催されている、その横でスポーツが開催されている。この様な「スポーツとエンターテイメントの融合」なくしては、これからの時代に人を集める事は難しくなってきます。

 

これは今メジャーであるスポーツだけでなく、多くのマイナースポーツにも同じ事が言えると思います。

 

どんなに選手が一生懸命プレーしても、人が集まらなくては、そのスポーツで食べていく事はできません。
マイナースポーツは投資できるお金は少ないかもしれませんが「その空間に脚を運びたくなる仕組み作り」に注力なくしては、明るい未来の創造はできないのです。

 

 

今日の一言
実は新球場ができる北広島市は、広島からの移民が住み着いた土地なのだそうです。
そういう意味で、日本ハム対広島カープが交流戦の一つのビッグイベントにもなりそうですね。

この記事が気に入ったら
フォローお願いします

最新情報をお届けします

Twitterも更新中!

おすすめの記事