『夜は糖質を摂らないようにしているの』
減量をしている人から、この様な話を聞く事があります。
これ…僕も以前やっていた事があります。
また実際に、減量を望む人に対して、この様な指導を行っていた時期もありました。
その理由としては『夜糖質を摂ると血糖値が上がり、エネルギーとして利用されない分、体に脂肪がつきやすくなる』と言ったものでした。
しかし、常識の様に謳われていたこの手法の効果も、近年の研究では覆ってるので注意が必要です。
目次
「夜の糖質制限」は効果がない?
そんな常識をコロコロ変えないでくれ…
もしかしたらそう思うかもしれませんが、栄養学や解剖学の研究は、まだまだ発展途上で、最新の情報でも現在の常識に過ぎず、5年後10年後には覆っていることも頻繁にあります。
その為、常に新しい情報に触れアップデートし続けなければ、すぐに古い話をする人間になってしまうのです。
数年前に糖質制限が爆発的に広まった時、世の女性の多くは『夜は糖質を摂っていません』と口を揃えていました。
しかし、太るか痩せるかは、摂取する時間に関係せず『1日の摂取カロリーと消費カロリーの差』によってほとんどが決まります。
つまり、何時に糖質を摂取しようが変わらないのです。
摂取する時間帯より
□ 糖質・脂質・たんぱく質のバランス(PFC比)
をまず考える事が重要なのです。
夜の糖質制限の嘘
近年の科学では夜に糖質を摂取しても、1日のバランスが取れていれば全く問題ない事がわかっています。
しかし『寝る前の食事の摂取』には注意が必要です。
寝る直前に食事を摂取すると、消化にエネルギーを必要とする為、眠りが浅くなり "成長ホルモン" の分泌が妨げられてしまうです。
この成長ホルモンには、脂肪の代謝を促進させる効果がある為、睡眠時にしっかりと分泌される様にする事が重要になります。
その為に、寝る2~3時間前には食事の摂取を終え、更には血糖値が大きく下がったタイミングで深い睡眠に入りやすくなる為、むしろ朝や昼の糖質を抑え、夕食で糖質をしっかりと摂取する方が、減量をする為には有効なのです。
是非、減量を目指している人は、その効果を試していただければと思います。
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どんなに不器用でも、何年かかっても諦めず一生懸命頑張っている人の姿は美しい。