野球やテニスやバレーボールの様な手を挙げた状態 (オーバーヘッドポジション)で動作するスポーツで肩を痛めた経験がある方は少なくないと思います。

僕も以前よくやりましたが…
トレーニング中に痛める方も多いのではないかと思います。

今回はその肩が痛む原因と痛みを改善する為の重要な要素である"ショルダーパッキング" について解説します。

機能不全 "Upper Crossed Syndrome"

肩の痛みに関係している
"Upper Crossed Syndrome" と呼ばれる
身体の機能不全があります。

その代表的な症状は

▷ 肩の痛み
▷ 指先の冷えやしびれ
▷ 頭痛や肩コリ

この機能不全は姿勢の悪さから起こります。
その姿勢の大きな特徴は

▷ 背中が丸まっている事
▷ 頭部が前に出ている事

この様な姿勢不良が起こる原因は

筋肉の過剰な収縮
筋肉の機能不全 (過剰な弛緩)

であると考えられています。

肩の痛みの二大症状

"Upper Crossed Syndrome" により引き起こる肩の痛みは大きく分けて2つあります。

インピンジメント症候群

"Upper Crossed Syndrome" により、肩甲骨が広がり、背中が丸まる姿勢不良が起こります。

肩甲骨が広がると腕を挙げる際、肩関節の可動域が制限されてしまいます。

そこで、無理矢理腕を挙げることで "ローテーターカフ" と呼ばれる肩甲骨周辺の筋肉や組織等が挟まれ損傷します。

痛みは「肩の側面」に感じます。

この肩甲骨と上腕骨ねじれによって
引き起こる肩の痛みを
"インピンジメント症候群" と呼びます。

上腕二頭筋腱炎

物を投げる動作やプレス動作で、肩甲骨のポジションが不安定になる事で、"上腕二頭筋" に過剰なストレスが掛かり炎症を起こします。

これを "上腕二頭筋腱炎" と呼びます。

痛みは「肩の前方」に感じますが、肩の筋肉ではなく上腕二頭筋の炎症が原因となります。

ショルダーパッキングで痛み改善!

スポーツではいかに 『体幹部の力を末端に伝えられるか』が重要になります。
体幹部と腕を繋いでいる骨は "肩甲骨" です。

具体的には "肩甲胸郭関節" という関節で、肋骨肩甲骨が繋がっています。

肩甲骨が不安定になりグラつくと、末端に力が伝わり切らないだけでなく、肩や肘関節にストレスが掛かります

つまり
肩の痛みを解消する為には、腕をどの様に動かしても "肩甲胸郭関節" が大きく動かない様に安定させる必要があるのです。

この肩甲骨を安定させる事を "ショルダーパッキング" と呼びます。

※ 実際には肩甲骨はピタッと止まっているのではなく、必要以上に動かない状態。

このポジションを言葉で表すのは少し難しいですが、あえて説明すると…

肩甲骨を下げ (下制)
適度に内に寄せ (内転)
胸をあげ肩が外に開いた (肩外旋)

ポジションです!

このポジションがうまく作れない人は、筋肉の "過剰な収縮や弛緩" による機能不全で、胸椎伸展 (胸を反らす) 可動域が制限されている為、無理に作る事でで腰痛を引き起こす可能性もあります。

まとめ

この様に肩の痛みは、姿勢の悪いまま動作を行うことが引き金になります。

痛みを改善させる為には、身体の原因を見つけ、ショルダーパッキングによる正確な肩甲骨のポジションを学習し、その動作の中でローテーターカフを強化していく事が有効です。

怪我を完治させる為には、時間を掛けしっかりとトレーニングを行う必要があります。

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