"酸化ストレス" や "フリーラジカル" といった言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、
「難しくて調べてもよくわからない!」そんな人の為に、これらが体に与えている影響について、簡単にお話ししてみます。
実は、人の体がこの "酸化ストレス" を受けることによって、運動パフォーマンスの低下、怪我のリスクの増加、体内の炎症、老化、病気など、様々な悪影響を引き起こす原因になるのです。
目次
酸化ストレスとは?
酸化ストレスとは、
酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用
と定義されています。
つまり、「体が酸性に傾いた時に起きるストレス」のことです。
酸性・アルカリ性という言葉は、ほとんどの人が知っていると思います。
あの理科の実験でリトマス試験紙で、青と赤に変色するヤツです。
その時に出てくる単位が "PH(ペーハー)" です。
このPH値は0〜14まであり、
7が "中性"
7から0に近付くほど "アルカリ性" が強く
7から14に近付くほど "酸性" が強くなります。
人の体内の正常値は "7.365" です。
この数値に近い値を保っていないと、体に何らかの負担が掛かるのです。
例えば、
加工食品などを食べ過ぎると、体内の二酸化炭素が増え、PH値は "酸性" に傾きます。つまり "酸化" です。
これにより二酸化炭素を排出する為の呼吸量が増え、これが疲労感や集中力の低下、息切れなど体のパフォーマンスを引き下げるのです。
(「呼吸はいっぱいした方が良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は逆なんでんす。詳しい話は今回は割愛します)
実は、人は常に酸化ストレスに晒されています。
その大きな原因が "食事" と "呼吸" の2つなのです。
フリーラジカルとは?
これまた難しい専門用語だと思いますが、できるだけ簡単に説明します。
フリーラジカルとは
電子(分子を分解すると「原子」、原子を分解すると「電子」)であり、活性酸素の1つです。
活性酸素という言葉も、聞いた事があってもよくわからないですよね?
活性酸素とは
反応の高い酸素の事で、体内の他の物質に反応し変異する事で、体に酸化ストレスを与えます。
体にとって良い反応を起こす物質もあれば、フリーラジカルの様な悪影響を及ぼす物質もあります。
つまり、活性酸素の1種であるフリーラジカルが「体をサビさせる物質」で、酸化ストレスを与えているという事です。
体が正常時には、このフリーラジカルやその他の活性酸素は生命維持の為に使われたり、体に備わった "抗酸化システム" により除去されます。
しかし、これらの物質が増えすぎたりする事により、抗酸化システムをくぐり抜け、体に様々な害を与え始めるのです。
酸化ストレスの原因
酸化ストレスが増加する、誰しもが受ける大きな原因が "食事" と "呼吸" の2つです。
また、それ以外には
過剰なアルコール摂取
喫煙
ストレス
不規則な生活
過剰な紫外線
薬品の摂取
などの原因が人によっては考えられます。
これらが原因で、体内のフリーラジカルが増加し、体に酸化ストレスを与えます。
もし誰しもが避けて通れない "食事" と "呼吸" 以外での要因が大きい人は、それらを取り除く必要があります。
一方で "食事" で何を食べると害があり、何を食べると抗酸化作用が高まるのか?
どの様な "呼吸" を身につければ、酸化ストレスを減らす事ができるのか?
この2つから "いかにして酸化ストレスを減らすか" を考えていく必要もあるのです、
この「食事と呼吸の原因による、酸化ストレスの発生とその予防」については、また別の記事でお話ししたいと思います。
今日の一言
もちろん、どういう方を対象にお話しするのかにもよりますが、やっぱり難しい話はできても、大概それは自己満足で「簡単にわかりやすく話す能力」を持っている人は少ない気がする。
できるだけ、その能力を身につけられる様に、トライアンドエラーを重ねて行きたいと思う。
今日の話も簡単にしたつもりですが、まだ難しかったらごめんなさい笑