「え、股関節って捻挫するの!?」と思う人もいるかもしれません。
捻挫!と聞くと「足首の捻挫」をイメージする人が多いと思いますが、実際には "全ての関節" で捻挫は起こる可能性があります。
#股関節痛って本当に辛い
#今でも思い出すとブルーになる痛み
そもそも捻挫とは「関節を構成する筋肉・腱・靭帯が損傷した状態」のことです。
■ 事故で "むち打ち" になった
■ "突き指" をした
正式には、これらは全て "捻挫" に該当するのです。
今回ご紹介する「股関節の捻挫」は
「長時間立っていると痛い!」
「長時間歩いている痛い!」
この様な時に "脚の付け根に痛みが出る人" に疑われます。はい、それでは詳しく行ってみましょー!
#膝痛にも繋がるよ
#下半身太りにも繋がるよ
目次
股関節の構造と腸骨大体靭帯
股関節痛の原因はいくつか考えられますが、今回ご紹介するのは「股関節の捻挫」が疑われるものです。
この「股関節の捻挫」を理解する為には、最初に「股関節の構造」のお話しをする必要があります。少し "解剖学" のお話しになってしまいますが、頑張って付いて来てください(>_<)!
#できるだけ簡単に
#構造に興味ない人が読み飛ばして
実は、股関節は "人体最大" の靭帯である「腸骨大体靭帯」という頑丈な組織に覆われています(図の一番右)。
股関節は、その他に「恥骨大腿靭帯」と「坐骨大腿靭帯」の "3つの靭帯" で構成されています。
#ここまでOK?
そして!
もうひとつ重要なお話は「股関節の可動域」です。
体の知識に明るい人はよくご存知だと思いますが、股関節の伸展可動域(図の左)は "約15°" しか持っていません。
#屈曲可動域も教科書の数字より狭いと言われている
#骨盤大腿リズム
「いやいや、走る時もっと脚が後ろにいくでしょ!」と思う人もいるかもしれませんが、それは "様々な関節の合わせ技" によって成し得ているのです。
今回の「股関節の捻挫」が疑われる人は、この関節の可動域を超えて股関節を使い、ダメージを与えている可能性があるのです。
その原因となっているのが「スウェイバック」と呼ばれる姿勢なのです。
脚の付け根が痛い原因
スウェイバックは、簡単に言うと「腰を前に突き出した姿勢」です。上図の様に、体軸より腰が前に突き出ている状態です。
スウェイバック姿勢は、お尻や体幹部の筋肉が働いていない「痩せ型の人」に多い姿勢です。
#妊婦さんにも多い
この様に骨盤が前に出ることで "股関節に寄り掛かる様な姿勢" となり、常に股関節の靭帯に強いテンションが掛かり続けていることになります。
この様な状態が長時間続くことで、靭帯がダメージを受け、痛みが生じている可能性があるのです。
また、これが悪化すると "変形性股関節症" を起こしたり "腰痛" や "膝痛" の原因になる可能性もあります。
スウェイバック姿勢を改善する為には、まず立ち姿勢の時に お尻が働く様に鍛える必要があります。
体の痛みや違和感は「大きな怪我をする前の体からの "警告信号" 」です。是非「この位は大丈夫!」と放置せずに、早めに "怪我の芽" を摘む様にしましょう!
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