厚生労働省が2015年に行った調査によると、日本全国で2800万人が腰痛を抱えているとも言われています。実に4人に1人です。
更にその内の約半数が、腰からお尻、脚の末端まで痛みや痺れを起こす「坐骨神経痛」を抱えていると言われています。
少子高齢化が爆速で進み、人口の28.7%(2020年)が65歳以上の日本において、更に "体に異常を抱える人" が増加する事は、想像に難くありません。
#2040年には35%が高齢者
#日本総腰痛時代
そして、腰痛や坐骨神経痛が悪化し「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」を引き起こし「背骨の組織が変形し神経を圧迫している」と診断される事が多々あります。
当然この様な診断をされると「坐骨神経痛が出るのは、ヘルニア(狭窄症)だから」と考えます。いや、思い込まされます。
しかし、不思議な事に、多くの人のお話しを聞くと「長時間歩くと痛くなる」とか「今は痛くない」とか症状が出る時と出ない時が存在します。
#狭窄症は自然治癒しない
もし本当に「ヘルニアや狭窄症による神経圧迫」が原因なのだとしたら、常に痛みや痺れが出ていなければ辻褄が合わないのです。
目次
坐骨神経痛の真実
「いやいや青木さん、ゆーてもレントゲンではっきり写っているんですよ」
#ゆーても
と言われる事もあり、確かにごもっともです。
しかし、今回考えたいのは「その事実は間違いないけど、症状の直接的な原因はそこじゃないのでは?」というお話しです。
もし椎間板が飛び出していたり、狭窄症で神経を圧迫している事が原因であるとしたら、姿勢によって多少の強弱はあっても、常に症状があるはずです。
それでは、どこに問題があるのか?
それは "筋肉" です。
■ 長時間歩く
■ 長時間座っていて
■ 寝て起きたら
■ スポーツをしたら
これらに共通している事は「筋肉の状態の変化」です。
以前「コンパートメント症候群」のお話をした事があるのですが、筋肉が硬くなる事で、並走する神経や貫通している神経を圧迫する事があります。
この神経圧迫が原因で、痛みや痺れが現れる症状を「コンパートメント症候群」と呼びます。
もちろん、全ての原因が筋肉だ!とも決めつける事はできませんが、坐骨神経痛を抱える多くの人は、ヘルニアや狭窄症が直接的な原因出ない可能性があるのです。
#アリよりのアリ
坐骨神経痛の改善
実際に、僕らが使うKYTと言う手技を使って「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を患っている人の坐骨神経痛が全快した」という症例は五万とあります。
もちろん100%ではありませんが、多くの場合ヘルニアや狭窄症と坐骨神経の直接的な因果関係がない事が、現場レベルで証明されています。
では筋肉による神経圧迫が原因だとしたら、根本的な原因は何なのか?
それは "体の歪み" による、姿勢や動作が問題を引き起こしています。
偏った体の使い方が、部分的な筋肉に過剰な負担を掛け、それが原因で「コンパートメント症候群」を起こすのです。
脚に痛みや痺れがあると、歩く事が辛くなり、何もかもが嫌になり、前に進む気力がなくなってしまうかもしれません。
例え、体の痛みが何年続いていようが関係ありません。今まで取り組んだ事のないアプローチをする事が解決の為の糸口になるかもしれません。
是非、諦めずに "筋肉へのアプローチ" を試してみてください!
きっと、良い方向へ状態が好転し始めるはずです。
Apple TVより使い勝手が良さそうなので、もし使っている人いたら教えてくださーい!