「ふくらはぎの筋肉の柔軟性は大切!」と前回の記事でもお話ししましたが、ふくらはぎが硬いとビジュアル的な問題だけでなく、体のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
#ふくらはぎの別名は第二の心臓
ここで、ふくらはぎの柔軟性を高める為に、抑えておいて欲しいポイントが「大きい筋肉が2種類ある」という事です。
ふくらはぎの代表的な2つの筋肉は、1番外側に付着する「腓腹筋」と、その下の層に付着する「ヒラメ筋」です。
#ヒラメの形に似てるからヒラメ筋
この2つは、同じふくらはぎに位置する筋肉ですが、付着している部位が微妙に異なる為、別のアプローチが必要になるのです。
今回は「腓腹筋とヒラメ筋の柔軟性を高めるアプローチ法」を確認します。
#ストレッチの基礎知識
#基礎が大事
目次
ふくらはぎの2種類のストレッチ方法
腓腹筋とヒラメ筋の大きな違いは「膝関節をまたいでいるか否か」です。
専門的な言葉を使うと、腓腹筋は2つの関節をまたぐ「二関節筋」で、ヒラメ筋は「単関節筋」です。
#腓腹筋は速筋
#ヒラメ筋は遅筋
この2つの筋肉は、付着部に違いがある為、筋肉をストレッチさせる時に "異なるアプローチ" が必要になるのです。
腓腹筋のストレッチ
腓腹筋のストレッチは、一般的によく知られている方法です。
#アキレス腱を伸ばすヤツ
#アキレス腱の語源はギリシャ神話のアキレウス
② カカトを地面につけ、膝を伸ばした状態で足首を深く曲げる
この時の注意点は「後ろの足のつま先の向きが、外に向かない様に行う事」です。
※ 呼吸を止めず、無理のない可動域で行いましょう
ヒラメ筋のストレッチ
ヒラメ筋をストレッチする為には、「腓腹筋がストレッチされない様なポジション」で行う必要があります。
② カカトが浮かない様に足首を深く曲げる
膝を曲げた姿勢を取る事で腓腹筋が緩み、ヒラメ筋をストレッチする事ができます。
同様に、つま先が外に向かない様に行いましょう。
その他の方法
筋肉を緩める方法には、ストレッチの「伸ばす」以外にも「押す」方法が有効になります。
フォームローラーやストレッチポールなどを使って、ふくらはぎの筋肉を刺激し、筋肉の緊張を取る事が可能です。
② 刺激を感じるポイントで前後・左右に動く
③ または、刺激を感じるポイントで足首を動かす
この方法では、ヒラメ筋へのアプローチが少し難しい為、ヒラメ筋へアプローチする時は、膝を曲げた状態で "指圧" で刺激しましょう。
ふくらはぎの代表的な筋肉である、腓腹筋とヒラメ筋へのアプローチ方法は、今回ご紹介した以外の方法もあります。
どの様な方法でも良いのですが、大切な事は「どちらの筋肉に問題があるのか?」これを見極め、適切にアプローチする事です。