成長ホルモンは、体作りや疲労の回復の為の必須ホルモンであり『睡眠中にいかに成長ホルモンを分泌させられるかが、体の状態を左右する』と言っても過言ではありません。
体作りの基本法則で『運動・栄養・休息』という3つの要素があります。
どんなに良いトレーニングをしても、しっかりと栄養を摂取しても、3つ目の "休息" が欠けては、効率的な体作りを行う事はできないのです。
目次
成長ホルモンとは?
成長ホルモンとは、脳にある脳下垂体から分泌され、役割は "骨や筋肉の成長を促すホルモン" です。その他にも "エネルギー代謝" や "脂肪の分解作用" があります。
一般的に、この成長ホルモンの分泌は、思春期を境に加齢と共に低下していきますが、体に異常がない限り一生分泌され続けます。
成長ホルモンの分泌が低下すると、以下の様な問題が生じる事があります。
□ 内臓脂肪の増加
□ 中性脂肪・LDLコレステロール値の増加
□ 心疾患のリスク増大
□ 肌の乾燥
□ 集中力の低下
□ 性欲の低下
この様な症状を出さない為にも、成長ホルモンの分泌を促す事が非常に重要になります。
その為に、重要になる事は『睡眠の質を向上させる事』です。
成長ホルモンを分泌促進させる方法
睡眠時に、成長ホルモンをしっかりと分泌させる為には『寝始めの3時間で、いかに深い睡眠に入る事ができるか』が重要になると言われています。
今回は、この深い睡眠に入る為に有効な方法を3つご紹介します。
夜に糖質を摂取する
昼食後に眠くなる様に、血糖値が大きく下がる時に、深い睡眠に入りやすくなります。
この血糖値の乱高下を利用する事が、睡眠の質を向上させる為には有効になるのです。
ダイエットの為に、数年前に夜の糖質を制限する方法が流行していましたが、実は糖質をしっかり摂取した方が、成長ホルモンの分泌が促進され脂肪の代謝が促進されるのです。
しかし、寝る直前に食事を摂ると、消化に血液が使われ、睡眠の質が低下しやすくなるので "寝る2~3時間前まで"に食事を終えましょう。
体温を下げる
深い睡眠に入る為に『体温が下がったタイミングで睡眠に入る事が有効』です。
雪山で遭難した人が低体温症で意識が遠のいて『寝るなーー』となる、あの現象です。
体の深部体温が下がった時に睡眠い入りやすくなる為 "お風呂" を利用し一度体温を上げる事が重要です。
寝る約90分前に入浴をする事が、上がった体温が下がり、深い睡眠に入りやすくなると言われています。
またシャワーのみの場合は、寝る約30分前に浴びる事が有効と言われています。
メラトニンの摂取
3つ目は、サプリメントです。
メラトニンは、運動や太陽の光を浴びる事で体内でも生成される物質ですが、運動不足の人はメラトニンが不足している可能性があります。
睡眠の30~60分前に3~5mgのメラトニンを摂取する事で、睡眠の質が向上すると言われています。
実は、僕も最近メラトニンを摂取しています。
元々寝つきは良い方ですが、睡眠の質を向上させる為に、摂取し始めました。
そのお陰か、スッキリと起きられる様になった感覚はありますが、もうしばらく続けておすすめであればレポートしたいと思います。
毎年言っている気がするけど、4月からも、もっともっと手を足を動かして、積極的に行動していきたい。