『怪我だけはしたくない』
当たり前ですが、スポーツをする誰しもが、そう思っているはずです。
もし怪我をすれば、スポーツ選手であればそのキャリアへの影響は避けられません。
アマチュアでスポーツをやる会社員であれば、仕事に影響が出て、職を失う最悪の事態も考えられます。
しかし、残念な事にスポーツに携わっていると、毎年多くの知り合いが怪我をします。
骨折、靭帯損傷、アキレス腱断裂など、長期的な入院やリハビリを余儀なくされる大怪我も少なくありません。
実は、怪我の悲報を聞くと『あ~、やっぱりな…』と、そう思う事が多々あるのです。
長年トレーナーをやっている人であれば、怪我をする人の姿勢や動作、力の使い方などを観察していると『怪我フラグが立っているかどうか』はある程度わかるものです。
#エラそうにすみません
スポーツをしている限り『100%怪我をしない』という事はあり得ません。
しかし、10年20年前に比べると科学が大幅に進歩し、何をすればその確率を下げられるかは、概ね明らかになっています。
そう、99%の大怪我は、未然に防ぐ事ができるのです。
目次
スポーツで結果を出せる人の条件
スポーツで結果を残す為の条件、それは『怪我をしない事』です。
例えば、多くの偉大な記録を残したイチロー選手は、怪我で長期離脱をした事はありません。
もちろん、体の問題がないアスリートはいなく、公表していないだけで怪我と戦っている選手も多いです。
骨折をしていても試合に出たり、お忍びで病院に通い、ブロック注射を打ちながら現役を続ける選手もいます。
実は、一昔前まで怪我や痛みが起きるメカニズムは、明確にはわかっていませんでした。
しかし、現在は科学の進歩により、その大部分が明らかになっています。
残念ながら、その為のノウハウは十分には普及していませんが、ネット上でその情報を手にする事は十分可能です。
つまり、怪我をしない為の体作りの方法を掴み、それを確実に実践する事で99%の大怪我は未然に防ぐ事ができるのです。
怪我をしない為の体作りの始め方
『若いっていいよな~』
と、歳を重ねると多くの人が口を揃えて言います。
成長期を超え、何もしなければ年々、体は確実に衰えていきます。
しかし、多くの人は体のスペックは下がり続けているのに対し、スポーツを上達する為によりハードな事にトライしているのです。
はい…こんな状態では、いつ怪我をしてもおかしくありません。
この体のスペックには、体力や筋力、柔軟性などの要素がありますが、ざっくりとまとめると "姿勢と動作の質" によって決まります。
姿勢や動作は、普段のクセ付いた生活習慣やスポーツ動作を続ければ続けるほど、その歪みやズレが大きくなり、怪我や痛みのリスクに繋がります。
実は『年齢に関係なく70~80%の人は、正しい姿勢や動作ができない』とも言われています。
つまり、この姿勢と動作の質を上げる事ができれば、痛みや怪我のリスクを下げる事が可能なのです。
その為に、まず最初にやるべき事は "自分の体を客観的に評価する事" です。
以前、行った講習会の中の『痛み・姿勢・動作のセルフチェック』を切り抜いた動画がありますので、お時間がある方は是非お試しください。
姿勢や動作に異常があった人は、まずその改善から取り組んでみてください。
既に怪我や痛みがある場合
これは僕の考えですが、痛みと怪我に偶然はありません。
#100万回くらい言ってるけど流行らない
もし怪我を偶然だと考えてしまうと、自分の体と向き合う事から目を背ける事になり、本当の意味での復活を遂げる事が困難だからです。
『なぜ怪我が起きたのか?』
と、怪我と真剣に向き合う事ができれば "必ず怪我をする前より、強い体を作る事" が可能です。
ただなんとなく筋力をつけ、スポーツができる状態に戻すだけでは "怪我の功名" を得る事ができません。
もう一つ、痛みや怪我をした人だけの "特権" があります。
それは『痛みや怪我のない体の、ありがたみを知っている事』です。
怪我をした事ない人が "怪我を予防する為にトレーニング" する事は簡単な事ではありません。
しかし、怪我を予防する為のトレーニングをする事で、体のパフォーマンスの向上にも直結します。
是非、怪我や痛みの経験を無駄にせず、より強い体作りに取り組んでください。
辛い事もあると思いますが、明るい未来を信じて頑張っていきましょう!
しかし、その中で試行錯誤して生まれ、今大きな武器となっている物もあります。
状況は変えられない、いかにその状況下で頭を使い上手くクリアできるか。人生RPGみたいな物ですね。
どんどんステージをクリアしレベルアップしていきたいものです。