ヘックスバーを使うメリット・デメリットは? #280

トレーニングをする人であれば、一度は "ヘックスバー" を見た事があるかと思います。
#名前の由来は六角形を表すヘキサ

 

この六角形にカクカクカクッと曲がったバー。
何となく「デッドリフトなどに使うのかな〜」と予測は付くものの、どの様な特徴があるのかわかりますか?

 

ヘックスバーは場所も取るので、まだまだ日本では出会える確率が低く、見つけたあなたは超ラッキーなのです!
実は、あの日本が誇る大谷翔平選手もトレーニングに導入しています。


#この動画の引用4回目

 

ヘックスバーの代表的な種目には
■ デッドリフト
■ ベントオーバーロー

などがあります。

 

それでは実際に動作する中で感じられる「ヘックスバーのメリット・デメリット」をご紹介します。

 

 

目次

ヘックスバーのメリット・デメリット

ハイハンドルとローハンドル

ヘックスバーの使い方は、中央に立ちハンドルを握ってトレーニングを行います。

 

ハンドルは縦向きに付いているタイプが一般的ですが、ストレートバー同様に横向きに付いている物もあります。
このハンドルには "ハイハンドル""ローハンドル" の2つがあり、デッドリフトなどを行う時には、ハンドルによって可動域が異なります。

 

 

ヘックスバーのメリット

ヘックスバーデッドリフト
ヘックスバーは、ストレートバーと比較して最も異なるポイントは「重心位置が体のセンターにある事」です。
この違いは "デッドリフト""ベントオーバーロー" といった種目を行う時に、顕著に感じられます。

 

これらの種目では、ストレートバーは構造上、常に体の前にウェイトがある為、体軸とバーの起動が完全には一致しません
その為、適切の動作する為には本来の体のバランスより僅かにお尻を引く必要があります。結果的に、前傾姿勢が少なくて済むヘックスバーの方が下背部への負荷が軽減されるのです

 

 

また、ベントオーバーローを行う際には「ストレートバーよりも広い可動域をとれる事」も大きな特徴です。
ヘックスバーベントオーバーロー

引き切った時に体にバーがぶつかるストレートバーに対して、ヘックスバーは体にバーが当たらない為、より強く引きつける事ができるのです
#めちゃんこ効く

 

 

ヘックスバーのデメリット

普段のトレーニングでストレートバーを使い慣れている人は、ヘックスバーを使う際に注意が必要です。
 
その理由は、ストレートバーに比べ「強い体幹の固定力が必要である事」にあります。

 

ヘックスバーデッドリフト
実は、ストレートバーを使っていると、無意識にバーを体に当てバランスを取っています。(写真左)
しかし、中央が空洞になっているヘックスバーは、バーに寄りかかる事ができない為、同様な動作をすると腰が反ってしまいます。(写真右)
この様な動作は危険な為、ヘックスバーではデッドリフトなどで引き切ったポジションで、腰が反らない様にしっかりと体を固定する必要があるのです

 

このデメリットは、うまく利用しトレーニングを行えばメリットに変える事が可能です。
バーを引き切るところで、自力でバランスを取る必要があるヘックスバーに慣れれば、どのポジションでもしっかりと体を固定する能力を身につける事ができるのです
#パワーベルトはおすすめしません

 

 

ヘックスバーをこれらの特徴があり、慣れないと軌道を安定させる事がストレートバーより難しく感じるかもしれません。
しかし、体軸上で動作できるヘックスバーでトレーニングを行う事で、より正しい安定した動作が行える様になるはずです。
是非ヘックスバーを使うチャンスがある人は、積極的に使用してみてください!

 

 

今日の一言
ヘックスバーは重量が挙がりやすくなるという話もありますが、ストレートバーに比べると不安定であり、可動域が広い為、僕はかえって重量が扱えない様に感じます。
え、みんな本当にストレートバーより重量挙がる様になってるの??

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