「股関節が硬くて "あぐら" がかけない(>_<)」
元々、床文化であった日本では、当たり前の様に、皆 "あぐら" をかいていました。
しかし明治維新以降、椅子文化が急速に普及し、床文化が減少したことで "あぐらをかけない人" や "しゃがめない人" が急増したと言われています。
これらの姿勢を取れない!という事は「関節の可動域が狭い」と言い換えられます。
本来あるべき関節の可動域が足りないと、膝や腰がその動きを代償し、痛みを引き起こすことがあります。
この「あぐらをかけない!」という、体からの "黄色信号" を放っておくべきではありません。
#日本の文化は怪我をしてから治す
#欧米の文化は怪我をしない様に備える
#日本は予防医療後進国
という訳で「なぜ "あぐら" がかけないのか?」を、動作分析をし解説してみます。
目次
あぐらがかけない原因
あぐらの姿勢を、ザッと分析してみます。
あぐらの姿勢は、主に "膝関節" と "股関節" の可動域を必要とします。
まず「この内の、どの要素が足りないのか?」を分析してみてください!
次に「関節が硬い=硬い筋肉が邪魔している!」なので、それぞれどの筋肉が原因となっているのか?を見ていきます。
#ここ重要
→ 大腿四頭筋や関節胞の硬さ
□ 股関節の屈曲ができない
→ 殿筋群の硬さ
→ 内転筋群の硬さ
これらの筋肉を、ストレッチやリリースで緩める事が可動域の向上には必要になります。
また判断が難しい部分になりますが、内転筋群へのアプローチは、複数ある上図の「どの内転筋にアプローチするのか?」は場合によって異なります。
#とりあえず全部にアプローチしてみれば間違いない
なぜ膝や股関節が硬くなるのか?
関節の可動域が狭くなる原因は様々ですが、主な原因はシンプルに「その可動域を使っていない」と言うことです。
もう少し詳しく見ていくと、膝関節の可動域に関しては
□ 変形性膝関節症orその兆候
などが原因として考えられます。
股関節の可動域に関しては
□ 猫背・反り腰などの姿勢不良
□ その他、体の歪み
これらが原因となり、筋肉を固くすることで、股関節の可動域の低下が起こります。
是非、関節可動域の改善に取り組んでみてください!
よく見たら、小物入れのジップは普通のジップでした(終)